2009-10-28[n年前へ]
■「引っ越し」と「宅急便で配達される送付物」
昨今、「宅急便で配達される送付物」が一般的になりました。郵便局が取り扱うのではなく、宅急便会社が送付する小冊子や通知物などが増えています。競争原理のおかげで、配達料金を抑えることができるのは便利ですが、その一方で、引っ越しなどを行うと結構大変なことになります。郵便局に住所変更の届けを出しても、もちろん宅急便会社のデータベースには反映されません。宅急便会社に住所変更(転送手続き)をすれば…といっても、宅急便会社もたくさんありますし、調べた限りでは、会社によっては「転送」という仕組み自体がないところもあるようです。
先日書いた、無料の「ネット記事」を読むなら、無料の「GRAPHICATION」も読みませんか?のGRAPHICATIONも、宅急便経由で送付される雑誌です。この雑誌を私に紹介し勧めてくれた人と話していると、「最近、GRAPHICATIONが送られてこない」と言うのです。その人は、一年ほど前に引っ越したのですが、WEB上からできる届け先変更をしていなかったわけです。
さて、雑誌GRAPHICATIONの良さを、何年も前から繰り返し書いてきましたから、GRAPHICATIONの無料定期購読の申し込みをすでにされて、読んでいるという方も多いかと思います。
もしも、購読をし始めてから引っ越しをされた方、あるいは、引っ越しをされる方がいらっしゃれば、ぜひWEB上からできる届け先変更をしておきましょう。あの良い雑誌を読めなくなってしまうのは、損以外の何物でもありませんから。
それにしても、さまざまな企業が「配達」ということを取り扱うようになると、コストというメリットがあると同時に、もちろんデメリットも生じます。今回のような「引っ越し」と「宅急便で配達される送付物」に対しては、どのような解が最適なのでしょう。あなたが思う「解答」はどんなものでしょうか?
2015-12-30[n年前へ]
■富士ゼロックス企業広報誌「電子版GRAPHICATION(2)」をPDF化するスクリプト
富士ゼロックスの企業広報誌「グラフィケーション(GRAPHICATION)」は、掛け値無くグラフ誌として貴重で素晴らしい雑誌だった。時代の流れか他事情かはわからないけれど、数ヶ月前に「電子版で再スタートする」という通知がされ、数日前から電子版が閲覧できるようになった。
以前、グラフィケーションについて、「電子版には移行しない。作成にずっと携わってきた編集者が引退する時は閉刊することになるだろう」と聞いたことがあるような気がする。「もったいない」と強く感じ覚えがある。
今回の電子版は、タイトルがGraphication(2)と変わっている。末尾の編集者サインも、今回は以前の(T)ではなくなっている。いつも時代が変わっていくと同じように、グラフィケーションも少しづつ姿を変えているんだろう。
…それはともかく、「電子版でもいいからグラフィケーションは残って欲しい」と強く願っていたはずの自分が、タブレットやWEB表示では不便を感じる体になっていた。そこで、仕方がなく、Ruby / Watirでスクリプトを書いてPDFで保存して読むことにした(OCRは富士通のScanSnapツールに後処理させた)。一回、PDF化してしまえば、PDFで環境依存少なく読むこともできるし、(必要に応じて)紙としてプリントアウトして読むこともできる。
今回書いたスクリプトは、一回ブラウザにレンダリング(ラスタライズ)させてから・OCRを掛けているのは無駄この上ない。しかし、そんな問題を解決するようなスクリプトは、おそらく(私と同じような)グラフィケーション愛読者が一瞬のうちに作成してしまうに違いない。
何はともあれ、グラフィケーションが新たに・続いてくれることが、何より嬉しい。
下記スクリプトは、起動するとFirefoxを立ち上げます。その後、しばらくしてスクリーンキャプチャをしつつページを自動でめくっていくので、FirefoxのウィンドウサイズをA4縦サイズに合うような(画面サイズが許す限りの最大の)大きさにしてください。…また、スクリプト中のURLには「号数」が埋め込まれているので、その数字を書き換えておきます。また、ページ範囲も埋め込まれているので、そのページ番号最大値も書き換えて下さい。
require 'rubygems' require 'watir-webdriver' b = Watir::Browser.new :firefox sleep 10 [*1..63].each do |i| puts i b.goto 'https://graphication2.s3.amazonaws.com/html/001/index.html#/spreads/'+i.to_s sleep 5 b.driver.save_screenshot './capture/'+(100+i).to_s+'.png' sleep 1 end b.close