2010-04-11[n年前へ]
■コウモリの超音波レーダは混信を防ぐ機能が付いている
コウモリの中に、障害物の多い森などで超音波の周波数帯域を発信ごとに変えて衝突を回避している種類がいることが、同志社大生命医科学部の力丸裕教授や飛龍志津子助教、米ブラウン大の共同研究で分かった。超音波の周波数を変えて自分の反射音同士の混信を防ぎ、いつ発した音なのかを聞き分けて、周囲の状況を正確につかんでいるという。
コウモリの超音波の周波数を調べると、連続して発信する際は、2~3ミリ秒(ミリは1000分の1)という極めて短い超音波の周波数を少しずつずらしていた。各回の反射音を聞き分けることで、障害物の位置などを正確につかんでいるとみられる。
2010-07-22[n年前へ]
■「光沢液晶」と「「ノングレア液晶」と「絹目仕上げやツヤ消し写真」」
スラッシュドットで「光沢液晶、好きで使ってる人っているの?」という記事を読んだ。この記事を読んで、10年近く前に机上の空論的実験コーナー「できるかな?」用に準備したデータと記事ドラフトを思い出した。それは、「白黒写真はなぜツヤ消しが好まれて、カラー写真はなぜ光沢仕上げが好まれるのか?~そして懐かしき絹目仕上げはどこへ行った?~」というような仮題で作り始めたシミュレーション・データ&記事だった。
ネタ用に作成したデータは、白黒写真とカラー写真の表面を、「絹目仕上げ」や「光沢仕上げ」、そして、「ツヤ消し仕上げ」にしたときに、方向によってどのように見えるか、ということを実感できるようにしたファイル群である。
今では「絹目仕上げ」なんていう言葉を知らない人が多いかもしれないが、それは表面に適当な凹凸がつけられた写真である。そして、「ツヤ消し写真」は写真版の「ノングレア液晶」みたいなようなものだ。そんな、写真版の「ノングレア液晶」や「ノングレア液晶」に白黒写真やカラー写真を写しだしてみる(現在で例えるならそんなような内容の)VR体験を通じて、画像を眺める私たちが、何を重要視するのだろうか?ということを「眺める対象に映し出されているもの・種類」ごとに考えてみよう・その感じ方と理論を共有してみよう!?、という内容を書こうとしてみたものだった。
そのとき解こうとしたナゾを端的に書けば、なぜ絹目写真が一時もてはやされたけれども消えるに至ったのだろうか。なぜ、結局のところ、カラー写真は光沢仕上げだけが生き残ったのか。けれども、なぜ、白黒写真はツヤ消しが好まれているのだろうか(あぁ、懐かしきバライタ紙だ)、ということだった。
結局、ネタのオチというか、最後のまとめの言葉が思い浮かばなかったことと、その内容をビジネスに転用できそうだと考え、ビジネスにしてしまったこともあり、雑文記事にする機械のないままに眠らせてしまった。
10年近く前のデータだけれども、ただ埋めてしまうのもったいない。また、そろそろ書いても良い頃だろう。というわけで、近日中にその古い古いデータ群を引っ張り出して、日記ページ上で雑文でも書いてみようと思う。
2014-11-29[n年前へ]
■水面反射が作り出す少しエッチ!?な心霊現象
「心霊現象か!?」「入浴する石原さとみの体を後ろから触る謎の手が!?」とウワサのこの動画…よくよく眺めれば、上半身が水面の表面反射であたかも右手っぽく映り込んでいるのと同時に、水面での屈折により、水中にある本当の右手があたかも不自然っぽく見える…といういたって普通の状況です。
水面で表面反射して見える水より上の光と、水中から届く光がちょうど50パーセントずつくらいづつくらいという条件が、この少しエッチ!?で面白い心霊現象を作り出しているように見えます。そしてまた、水面の凹凸を反映して屈折して見える水中の風景は、直感と大きくかけ離れていたりもするので、あたかも別人の手のように見えています。
水面反射が作り出す少しエッチ!?な心霊現象…面白いものです。
2015-11-13[n年前へ]
■グラビアアイドルの肌を魅力的にする画像処理
「愛川ゆず季」のグラビア写真を、さらに(個人の趣味はあれど)魅力的に美しく透明にしてみました。行った作業はとても簡単で、久保尋之らの"曲率に依存する反射関数を用いた半透明物体の…"を踏まえ、肌色領域を抽出した上、ランバート反射物体のコサイン関数に比例する輝度を分布を(RGBの波長違いを踏まえて)変化の少ない階調変換を掛けることで、グラビアアイドルの肌を魅力的にする画像処理を掛けてみた…という具合です。
下のモーフィング動画は、元画像を「魅力的画像」に変化させてみたものです。こうした処理は、昔から手作業で行われていたものと本質的に同じですが、そうした処理の原理・理屈を納得した上で行ってみると、結構面白く感じるものです。
ちなみに、この「グラビアアイドルの肌を魅力的にする画像処理」を倉持由香の写真に掛けて眺めたのがリンク先です。こうした機能を(人の好みに合わせたカスタマイズ機能付きで)ブラウザ標準機能にすると喜ばれるかもしれません。