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2010-04-11[n年前へ]
■コウモリの超音波レーダは混信を防ぐ機能が付いている
コウモリの中に、障害物の多い森などで超音波の周波数帯域を発信ごとに変えて衝突を回避している種類がいることが、同志社大生命医科学部の力丸裕教授や飛龍志津子助教、米ブラウン大の共同研究で分かった。超音波の周波数を変えて自分の反射音同士の混信を防ぎ、いつ発した音なのかを聞き分けて、周囲の状況を正確につかんでいるという。
コウモリの超音波の周波数を調べると、連続して発信する際は、2~3ミリ秒(ミリは1000分の1)という極めて短い超音波の周波数を少しずつずらしていた。各回の反射音を聞き分けることで、障害物の位置などを正確につかんでいるとみられる。