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2009-08-26[n年前へ]

「赤い救急車」と「青い空」 

 空をただ見上げると、その綺麗さに見とれることが多い。だからといって、忙しい毎日の中では、空をただ見上げ続け。見とれ続けるということはないのが普通だ。

 以前、救急車に乗った。あの時、ストレッチャー(担架)から瞬間的に見上げた青空は、とても綺麗に透き通っていた。

 そういえば、救急車から担架に乗って出た瞬間、目の前の青空が綺麗だなぁ、と思ったことは覚えている。そして、その瞬間に頭の中でブルーハーツの「青空」が流れたのはいいけれど、それは「バス」じゃなくて「救急車」だし、「運転手さん」じゃなくて「救急隊員さん」だし・・・

 昨日、また救急車に乗った。額から出る血を押さえながら、歩道で上を見上げて倒れている間に見た空は、ほんの少しだけ茜色が混じり、夕方の訪れを感じさせてとても綺麗だった。そして、「真っ赤な(消防車風)救急車」が来てから、ストレッチャーの上で首や頭、そして体中を固定される間に見上げ続けた空は本当に美しかった。頭も首も動かせないのだから、視界の中には青い空にしかない。青空を、ただただ眺め続ける時間は、こういう時にしか手に入らないのかもしれない。

 今日の再確認できたことは、「車に轢かれそうになった時は、車のボンネットの上に乗り上げれば、衝突のショックが大幅に減る」ということだった。そして、できるなら、「受け身」もきちんとするべきだ(そうそうできるわけもないが)ということである。それにしても、ボンネットがある車で良かった。これが「バス」だったりしたら・・・考えるだけでも恐ろしい。

 運転手さん そのバスに僕も乗っけてくれないか
行き先なら どこでもいいまぶしいほど 青い空の真下で

THE BLUE HEARTS 「青空」

 というわけで、手足が生えた歩く”白い”マスクメロンとなっている。道路に横たわる影だけを見るならば、まるでモヒカン男かチョンマゲ侍が歩いているようだ。実に情けない格好だ。

メロン坊やメロン坊やメロン坊や








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