2014-05-10[n年前へ]
■水中で拳銃を撃つとどうなるか!?
水中での抵抗は空気抵抗の比にならず、一般的な拳銃だと、数㍍しか弾丸が飛ばない。有効射程では3㍍以上進んだ弾薬の大半が皮膚を貫通するだけの運動エネルギーを失うらしい。映画で水中に逃げ込むシーンとかよく見るけど割と正しい判断なんだなあれ。
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水と空気、密度が1000倍くらい違うことは、普通の感覚で意識してそう。…だとすると、「数㍍しか弾丸が飛ばない」って、全く違和感が無いような気もしたりして。> RT 「一般的な拳銃だと、(水中では)数㍍しか弾丸が飛ばない」
2014-08-19[n年前へ]
■水中で弾丸撃たときのキャビテーション(泡発生)計算をしてみよう!?
OpenFOAMの「水中で弾丸撃たときのキャビテーション(泡発生)」Tutorial計算を一昨日から流してるけど、まだ40ms後くらいまでしか終わらない。「AK-47を水中で撃ったら、一体どうなる?(キャビテーションが起きるよ!)」動画の再現までは道のり遠いかも…。
2015-07-26[n年前へ]
■「水中の弾丸軌跡」と「飛行機での自転車輪行」
銃弾で水風船を打ち抜こうとしても、あっという間に銃弾が止まってしまうのはなぜか…という理由を再確認するために、水中を超高速で移動する弾丸周りに生じる現象を計算的に(OpenFOAMで)解いた水中弾丸シミュレーションを眺め直した。「短いひとこと」で説明するのは難しいけれど、弾丸が超高速で水中に動いていくと、弾丸の後ろには液体の水は存在し得なくなって気化してしまい、圧力的には「ほぼ真空」といっても良いような空間が生まれてしまうことになる。…もちろん、「ほぼ真空」というのは、その定義にもよるかも知れないけれど、弾丸前後の圧力差を考えれば、弾丸の背後の圧力は、「ほぼ真空」といっても語弊はないように思う。
圧力差と言えば、春頃から一月に一回自転車を飛行機に乗せて輪行する生活が続いている。自転車はさすがに機内持ち込みはできないので、自転車を預けるとき、(羽田か成田で)毎回のように「タイヤの空気は抜いていますか?」「はい、もちろん!」という会話を交わしている。…けれど、この確認は実はほとんど意味が無い。タイヤには通常数気圧を超える空気が封入されている。つまり、タイヤの内外では数気圧の圧力差が生じている。飛行機に乗り、たとえ荷室が真空になってすら(もちろんそんなこはないが)、数気圧+1気圧の圧力差が生じるだけに過ぎない。実際には、荷室の気圧はせいぜい0.5気圧程度になるに過ぎないから、つまりは誤差の範囲の気圧変動が起きるに過ぎない。
つまりは、「真空」なんていうものは、たかだか1気圧の気圧差に過ぎない。それは決して小さくもないが、だからといって、日常生活では接しえないほどの異常に大きな圧力差というわけでもない。…たぶん、耳がキーンとなる程度(プラスアルファ)程度の圧力差に過ぎないのである。