2009-09-06[n年前へ]
■相手より下にいないと流れてこない
「低い所に仕事は流れる」を書き写すとき、ふと思い出した河合隼雄の言葉。この言葉は、永江朗「話を聞く技術! 」の中にあり、「相手の話を聞くために何が必要か」ということを語ったもの。相手よりも下にいないと流れてこない。
河合隼雄
2009-12-22[n年前へ]
■「メディア異人列伝」というエッセイ集
噂の真相に12年にわたり、連載されていた、「メディア異人列伝」が好きだった。単なるインタビューというのではなく、永江朗が綴る地の文中に「インタビューイ」の言葉が挿入される。何だか、永江朗という擦り硝子越しにインタビューイが描かれているような、そんな連載だったように思う。
その単行本「メディア異人列伝 」を読んだ。すると、やはり、描かれているのは確かにインタビューイだが、それを描き出す永江朗の視点の印象の方が遥かに強く残った。つまり、これは、素の「伝記」というよりは、永江朗が書くインタビューイを見ながら書いたデッサン、というか、まるでエッセイ集のように思えた。
そして、だからこそ、400頁を超える本だが、一気に読みふけってしまった。こういう本は、ぜひ文庫本にして欲しい。そして、本屋の棚の中にいつでもあると良いな、と思う。
2009-12-23[n年前へ]
■メディアの形態
永江朗「メディア異人列伝 」から。
日本の新聞には「なぜ」がなく、あるのは事実の羅列だけ。一つの記事が短く、長い記事は共同執筆になってしまう。
「メディアが突出して悪いわけじゃない。メディアは鏡みたいなもの。僕らが望むからテレビや雑誌はこういう形態になっている。」
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