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2011-11-27[n年前へ]

ガリガリ君のアタリは法律上限の2倍近い高確率だった!? 

 シャーベットアイスの王様「ガリガリ君」のアタリ確率を調べ・追跡していくと、何やら一筋縄ではいかないヒミツが浮かび上がってくる…という「ガリガリ君のアタリは法律上限の2倍近い高確率だった!?」を書きました。「毎日目にするモノ・コトなどにまつわる法律(決まり)と技術・科学」シリーズの第3本目、です。

ガリガリ君のアタリの確率は景表法の2%上限規定に違反してた!?法律上限の2倍近い高確率だった!?

 ちなみに、右上のリンク先は、「赤城乳業 ガリガリ君ソーダ 31本+アタリ分1本入 」です。アタリを確実に手に入れたい人は「これを買うべし」のアイテムです。

2011-12-02[n年前へ]

続 ガリガリ君のアタリは法律上限の2倍近い高確率だった!? 

 「ガリガリ君のアタリの確率は(アタリ確率の上限を決めている)景表法の2%上限規定に違反してた!?」という「ガリガリ君のアタリは法律上限の2倍近い高確率だった!?」の継続研究を続けています。真冬を感じさせる寒い日が続きますが、それでもガタガタブルブルと震えつつ、ガリガリ君 梨味を毎日食べ続けています。…それどころか、自分だけでは数をこなせませんから、「ガリガリ君食べたい」と囁いた人には、もれなく「ガリガリ君」をおごるガリガリ君プレゼントサービスまでして・研究を続けていたりします。

 今日は、ガリガリ君を売るコンビニで働く方に「ガリガリ君のアタリの謎」について尋ねてみました。ガリガリ君のアタリは「どういう数」になってるのか・アタリは「どういう風に交換する」のか、ということを尋ねてみたのです。すると、こういうお答えが返ってきました。

 ガリガリ君は、仕入れ数に対し所定比率のアタリ分が付いてくる(納められてくる)。アタリ棒を持ち「交換」しに来たお客さんがいればお店にあるガリガリ君の在庫と交換し、もしも在庫がなければ「すみません、今は在庫がないので別の日にお願いできますか」と交換を断ります。

 「仕入れ数に対し所定比率のアタリ分」というのが、前回調べた「31本につきアタリ1本」という比率なのかどうかは不明です。前回調べた「赤城乳業 ガリガリ君ソーダ 31本+アタリ分1本入 」パックはコンビニエンスストアなど小売店に卸されているものとは別かもしれません。

 …というわけで、今日はコンビニで調べる「ガリガリ君のアタリ研究レポート」報告をしてみました。暑い夏も、寒さの冬も、まだまだ、ガリガリ君アタリ研究は続きます。

2016-03-27[n年前へ]

「氷と食塩で冷やすアイス作り実験」と「華氏や摂氏の定義」 

 花見に行った先で「(こども向けの)アイスを作る実験」をやっていて、それをとても楽しく興味深く眺めた。「面白かった」一番の理由は、その実験過程を説明するには、どう考えたら良いのだろう?」と考える過程が何より面白かった。
 実験自体は単純で、「ビニール袋に氷と食塩を入れて、そこにビニール袋に入れた牛乳とかアイスの材料を入れて、振ると、アイスができる」というものだった。問題は「塩を入れることがなぜ効果的で必要か」ということだ。TV番組の解説なら、「凝固点降下で温度が下がるから」といった答えが用意されるのだろう。しかし…それはもちろん正解なのだろうけど、それで納得できるのは、「ものわかりが良くて”頭が良い”人」だけに違いない。
 冷凍庫から出した氷はだいたいー18度〜−20度くらい。少し暖まった状態で、−15度くらいというのが普通だろう(実際に冷蔵庫から出した氷の温度を計ってみると−19度だった)。そんな氷に塩化ナトリウムを濃度を高く振りかけたとしても、(溶液の)到達温度はせいぜい−20度強程度…つまり、”氷と水と塩で到達可能な最低温度”という歴史的定義の、ほぼ0ファーレンハイト(華氏)な温度にしかならないだろう(おっと、この問題には温度の定義の歴史まで登場したぞ)。…すると、熱伝導的には−20度弱の氷が−20度強になったところで、アイスの材料を「冷やす効率」に関しては何の違いも生まれそうにない。そこで、もう少し、生じそうな現象を追いかけて想像して・考えてみる。
 まず、必要事項としてありそうなことは「アイスの材料を包むビニール袋の周りにあるのが固体の氷だけだと、ビニール袋の周りに必ず空隙ができてしまい、空気を介しては、(空気の比熱や熱伝導率を踏まえると)熱伝導率的に圧倒的に冷却効率が悪い」ということだ。それに、氷の比熱とアイス原材料の比熱を考えると、アイス原材料のそれの方が2倍程度大きい程度だろう。そして、それらの温度が(単純のために)それぞれ−20度と20度くらいとすると、そして体積というか重量がおそらく同じ程度だとすると、「氷は必ず溶けざるを得ない」ということになる。さらに、これらから「アイスの周りは氷が溶けた液体が(熱伝導の効率的には)いるべきだし&ある時点からは(熱エネルギー的に)必ずいる」ということになる。
 すると、この時点でようやく、ビニールの周りの温度が(氷が溶けつつある水の温度である)摂氏ゼロ度の水か(塩と氷と水が作り出す最低温度である)華氏ゼロ度の食塩水と…そのどちらである方が熱伝導的に好ましいか?という話になりそうだ。すると、当然のごとく、食塩を入れることがアイス実験的に必要だ」ということになる。
 こども向け実験ってあまり見る機会が無いから面白かったけど、…もしも(こども向けでなくて)大人向けのアイス作り実験とかあったなら、一体どんな内容になるんだろうか。



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