2008-01-18[n年前へ]
■ウルフルズ「ええねん」
なんでもそうやと思うけど、自信ある部分とまったく駄目な部分ていうのと両方持ってんと、ちゃんとした“ものづくり”は出来へんと思う。小さい世界におると見失いがちで、常に恐怖感と闘っとかんと進歩ないし。
ジョン.B.チョッパー
2008-02-09[n年前へ]
■ウルフルズ『芸の花道』 第16回 あるべき姿
バンドとは何なのかーー。
それは、諦めきれないものの象徴、なのだと思う。理想が、物事の発端において、形として既にあるのだ。そしてそれは、時間の経過やまわりの環境の変化や心境の移り変わりなど、挙げればきりがないくらい様々な理由で、始まりから形を変え続ける。
だからこそ、長くバンドをやり続ける者たちは、最初の形への憧憬を強く持つ。同時に、変わり続けなければならないという宿命も理解している。
2008-02-29[n年前へ]
■なんで関西弁の「松本くん」だけが特別なんだろう?
京都で過ごしていた頃、時折不思議に感じたのが「なんで松本くんだけが特別なんだろう?」ということだった。中本くんも、川本くんも、どんな「×本くん」もみんなアクセントはフラットであるか、あるいは、前の「中」や「川」にアクセントがついているように聞こえた。どの「×本くん」も、FlatかFalling なイントネーションであるように感じた。つまり、中川や「中」や「川」が強く、あるいはその音だけが高く、その後に続く「本」はそこにただ添えられるだけの音のように聞こえたように思う。
「松本くん、途中まで乗っけていくわ」
ウルフル・ケイスケ
けれど、なぜだか「松本くん」だけは違うように聞こえ、それがいつも不思議だった。関西弁の「松本くん」の「本(もと)」はとても強く・大きく、「松」という音の方はむしろ聞こえないくらい小さな音として耳元を通り過ぎるように聞こえた。「松本くん」をネイティブ風に言いたかったら「もとくん」と言った方がそれらしい、というくらいである。本当に、関西弁の「松本くん」だけが、特別なアクセントを持つ名前に聞こえたのだった。
『松本くんの曲もういいわ』って俺を捨てない限りは、俺はウルフルズで好きなことを最大限にやりたい。
トータス松本
さらに、色々聞いてみたわかったことが「松本くん」と「松本さん」のイントネーション・アクセントが違う、ということだった。「松本くん」のアクセントは「本」にあるけれど、「松本さん」のアクセントはフラットで、あえていうならアクセントは「さん」にある。(他の地域でもきっとあることのように)関西弁では、呼び手と呼ばれ手の関係で「くん」や「さん」という敬称が変わり、そしてそれだけでなく、名前自体のアクセント・イントネーションすら変わる。そんなルールが関西弁にはある。敬称だけでなく名前のアクセントすら変わる感覚が、確かにある。
そんな耳に染み付くアクセントやルール、そんなものを思い浮かべながら色んな言葉を聞くと良い、と思う。
「(ジョン・B・チョッパーからもサンコンJrからも)
僕は松本くんなんですよ」
トータス松本
2008-03-01[n年前へ]
■私には夢がある(森本泰輔さん講演録)
あとは自分が好きなことをする。好きじゃなかったら続きません。あとはたくさん失敗してもくじけなかったらいいんです。僕が得なのはビールです。ビール飲んで寝たら、次の日朝起きたら覚えてない。そやから楽なんです。思い悩む人は、頭ええのよ。お酒じゃなくても何でもいいから、「忘れる」という行為をしていかへんと、たまっていったらしんどいですよ。僕なんかすぐ忘れますよ。僕は10年分の日記ありますが、それ見たら何のことかさっぱり覚えてないですよ。昨日会った人の名前も忘れるくらいです。そういうことです。