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2008-06-03[n年前へ]

「GPUを使った物理計算プログラム」と「スクリプト言語」 

 日経エレクトロニクスを読んでいると、「GPUを使った並列計算で物理シミュレーションを高速化」という記事があった。PC用のグラフィックボードに搭載されている描画処理LSI(GPU)での物理計算の解説記事で、流体などの挙動を粒子群として計算するプロメテック・ソフトウェアの計算ソフトウェアを題材に、GPUで物理計算をする効果や注意点などを解説したものだった。そういえば、つい最近、「NVIDAがGPUベースのレンダリングソフトNVIDIA Gelato Proを無償提供開始」というニュースもあった。

 ところで、GPUを使ったシェーダプログラム言語であるGLSL (OpenGL Shading Language)に触れたときに感じた新鮮さは、「GLSLで書かれたプログラムは、実行時にコンパイルされる」ということだった。シェーダのソースコードを書き換えると、そのシェーダを使ったアプリケーション実行すると、その実行時にシェーダプログラムがコンパイルされ動くのである。

 その感覚はとても新鮮で、「C言語のようでCでない変なスクリプト言語」をいじっているような面白い感覚を味わった。また、自然に並列計算される具合が、何だか非同期で動くアプリケーションをスクリプト言語で書く感じに似ているのだろうか、と感じたりもした。

 JavascriptやRubyや…といったスクリプト言語を使うプログラマが、GPUを使ったプログラムをいじってみると、これが結構ハマったり楽しむことができたりするものかもしれない。

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2012-02-18[n年前へ]

ベートーヴェンが(もしも)○×デニールの黒ストッキングを頭にかぶったら? 

 「シェーダ」と呼ばれるコンピュータグラフィックスで色や座標を計算させるための専用関数/プログラムがあります。日暮れ過ぎ、「特定用途向け」シェーダのアルゴリズム設計&効果確認をしていました。

 作っていたのは、「黒網タイツや黒ストッキング」の色や質感を再現表示するシェーダー・プログラムです。基本的には、黒色と肌色間の中間色に見えるけれど、視線ベクトルが法線ベクトルに近いような方角からは「肌色っぽく」見えるというオトコ・ゴコロ!?をくすぐるシェーダです。

 シェーダのアルゴリズム設計&効果確認が終わったので、「黒網タイツ・黒ストッキング」シェーダーを使って、大作曲家ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンを描いてみました。

 題して「ベートーヴェンが(もしも)○×デニールの黒ストッキングを頭にかぶったら?」です。左から、5デニールの超薄黒ストッキング、10デニールの黒ストッキング、30デニールの黒タイツ、そして、60デニールの黒タイツ…をかぶった、お笑い芸人風・ちょっと変態風・ちょっとお茶目な…楽聖ベートーヴェンです。

 あなたの心をくすぐるのは、何デニールのストッキング(タイツ)をかぶったベートーヴェンでしょうか?

ベートーヴェンが(もしも)黒網タイツを顔にかぶったら?ベートーヴェンが(もしも)黒網タイツを顔にかぶったら?ベートーヴェンが(もしも)黒網タイツを顔にかぶったら?ベートーヴェンが(もしも)黒網タイツを顔にかぶったら?








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