2014-11-08[n年前へ]
■“疑似おっぱい”をめぐる噂を検証!
“疑似おっぱい”をめぐる噂を検証!みたいな雑文記事後悔中…じゃなかった公開中です。…関係無いけど、リンク先の写真(右画像)を赤外線で撮影したら、血管が網の目のように走る極めてニッチでフェティッシュな写真を眺めることができそう。
「おっぱいの硬さはヤング率という指標で表すと2万パスカル程度で、濃度10%のゼラチンゼリーと同じ。中華まんサイズのゼリーとなれば大きく重力方向に変形するはずですが、中華まんは潰れることもなく形が変わらない。それは、おっぱいよりはるかに硬いことを証明しています。したがって、見た目なら合格ですが、感触では失格」
2015-04-08[n年前へ]
■「おっぱい紐」を現実世界の巨乳女優に適用してみる
二の腕を上げるとおっぱいも上を向く「おっぱい紐」が魅力的…。そんな話題・そんなおっぱい紐があったなら「どう思う?」と(高槻監督に)話を振られたので計算してみることにします。
まず、「おっぱい紐」を見て気になるのは、おっぱいの重量を「紐」で支える構造になっていることです。たとえば、高槻監督が撮影された女優の叶紀美子さんを例に取ると、アンダーバスト60cmのKカップで、乳の直径は約16cm、重量は片乳あたりおよそ1100gです。それはつまり、結構な重量構造物です。
この重量を、たとえば直径5mmの紐で支えようとすると、Boussinesqの線荷重解からバスト変形量を概算することができます。もしもバストが柔らかめのヤング率10の3乗だったなら、バストに紐が2cm強くらい食い込む計算になります。つまり、紐は柔らかなKカップバストに食い込んで、外部からはほぼ見えなくなる…という計算結果です。(参考:「10%ゼラチン・ゼリーの柔らかさ」は「おっぱいより、ほんの少し堅いくらい」という必ず役に立つ豆知識!?)
というわけで、「おっぱい紐について、ひとこと」という高槻監督のトスに応えると、叶紀美子さんの場合で紐が2cm食い込んでいたら(ほぼ見えない状態になっていたら)自然だけど、そこまで食い込んでいなかったとしたら、おっぱいの柔らかさ(ヤング率)的に不自然かもしれないですね…という具合でしょうか。…うーん、実に面白いですねぇ。
2015-10-21[n年前へ]
■下向きに屈む時の「バストの変形量」を科学する!?
下向きに屈む時の「バストの変形量」を科学する!? を書きました。
向学心に溢れる人のために書き記しておくと、下向きに屈む時の「バストの変形量」は、こんな近似式で表すことができます。
変形比(パーセント): 0.16 × おっぱい半径(cm) × おっぱい半径(cm)
変形長(cm): 0.16 × おっぱい半径(cm) × おっぱい半径(cm) × おっぱい半径(cm)
下向きに屈む時の「バストの変形量」を科学する!?
2016-03-14[n年前へ]
■「体に密着するように見えるレオタード」と「織物と編物の違い」
「布地と皮膚の応力ーひずみ曲線」のグラフ、言い換えると(皮膚を基準として)布地を伸ばして変形させた時に生じる応力を描いたグラフを眺めてみると…とても面白く感じます。たとえば、木綿やデニムは少し変形させようとしただけで強い応力が生じるとか(つまり変形しづらくて履き辛そうとか)、それとは逆にレオタードは(伸びる時は皮膚と同じ程度の柔らかさで)容易に変形するけれど、伸びるときと縮む時の動作の違い(ヒステリシス)が大きくて、縮む動作では(時に魅力的な)シワが発生しやすそう…とか、そんなさまが想像できます。
このグラフを眺めた時に一番面白く感じるのは、織物(木綿・デニム・羊毛)が伸度に対し生じる応力が大きな「伸びにくいグループ」で、編地(レオタードなど)が伸びに対して応力が生じづらい伸縮性豊かなグループだということです。…しかし、それも実はあたりまえ、なぜかというと「織物」と「編み物」の構造には違いがあって、(下記の言葉の定義にはあくまで部分的なものしか言及されていませんが)「織物」は比較的「伸び縮み=弾性体」として扱えるような構造で、「編み物」は「繊維間のズレ=まるで粘性のような挙動」が無視できない構造となっているからです。
織物とは、たて糸とよこ糸が直角に交わり、一本ずつ浮沈しながら隣の糸と密着して平面的に連なり、組織を作ります。伸縮性はあまり無く空間が少ない実用的な織り地となります。 実用的なものに多く使われ、丈夫な製品に使用されることが多いようです。
編み物はというと、一本あるいは数本の糸がループを作り、そのループに次の糸を引っ掛けて新しいループを作ることを連続して作った編み地です。
織物と編み物の違い…
自由自在に伸びるように見える(そして時に微妙に生じるシワが魅力的に見える)レオタードも、その編み目形状に特徴があって、そして、その編み目の3次元幾何学形状が生み出す光反射模様が、実はその魅力的な質感を生み出していたりするのかも…と想像してみるのも面白い気がします。