2013-06-12[n年前へ]
■「リコー短焦点プロジェクタ」による並列合成処理「パノラマ動画」が面白い!
東工大すずかけ台キャンパス(旧 長津田キャンパス)に行くと、横浜みなとみらいのパノラマ夜景が、壁に横に長〜く映し出されていました。リコーの短焦点プロジェクタが3台横に並び、それらが合わさり単一の動画(けれど横に非常に長い)を映し出しています。
(そういえば、Ruby Kaigiでこのプロジェクタが活躍していたらしいな…と思いつつ)尋ねてみると、「プロジェクタは複数だけれども、出力はPC1台だけで行っている」と答えが返ってきました。机の下には段ボール箱があって、そこからディスプレイケーブルが出ていました。…へぇ〜こんな小さな段ボール箱の中に入るようなPCが 、数台のディスプレイに表示を行っているのかぁ…と感心していると、いつの間にかプロジェクタは4台に増え、そして(無闇に横に長い)Windowsデスクロップ画面が映し出され、調整作業が行われていました(普通に動いている状態では、プロジェクタ間の繋ぎ目が視認されることはありません)。
「リコー短焦点プロジェクタ」による並列合成処理「パノラマ動画」…とても面白いですね! (参考:「リコー短焦点プロジェクタ」による並列合成表示のキャリブレーション風景)
2013-06-13[n年前へ]
■「リコー短焦点プロジェクタ」による並列合成表示のキャリブレーション風景
東工大すずかけ台キャンパスで、リコーの短焦点プロジェクタが横に複数台並んで、壁に横に長〜い(けれどひとつに綺麗に合成された)パノラマ画像を映し出していました(「リコー短焦点プロジェクタ」による並列合成処理「パノラマ動画」が面白い!)。そこを通りかかった東工大の学生さんたちも、その映像を眺めると、誰もが「これは面白い!」と口にしています。
(カタログを眺めると最大4台まで可能な)複数プロジェクタ合成処理の「キャリブレーション」風景が下に貼り付けた動画です。
プロジェクタに繋がれていたのは1台のMac miniで、そのMac miniとプロジェクタ群間はUSBケーブルで繋がれていました。
そんな風にキャリブレーションされた横に長〜いパノラマ画面で、超横長の動画が表示されているのを眺めていると、何だか新しいインラーフェースを手に入れたような心地になってきます。
2013-09-06[n年前へ]
■360°全てを写すカメラとドーム型スクリーン
周りの景色をまさに360°全て…全方向の景色を撮ることができるRICOH THETAが欲しい。撮影した自分を包む景色を、たとえば、 ドーム型スクリーン 学研WORLDEYEに映し出してみたりしたら…凄く面白そうだ。
RICOH THETAは、独自開発の超小型二眼屈曲光学系を採用することにより、上下を含む真の全天球画像の撮影を可能にしました。また、どんな場所へも持ち運びやすい、小型・軽量(約95グラム)サイズです。
2016-07-13[n年前へ]
■5000円ポッキリで「”光もモノも3次元的に記録するライトフィールド・カメラ”」を作ってみよう!?
「Lytro Cinema、それは光もモノも3次元的に記録する7億画素のビデオカメラ」という記事が面白かったので…けれど、そんなカメラが一体いつ手に入るのか?とか、お財布に小銭しか入ってない人(自分自身のことだけど)には買えないんじゃないか?と思ったので、5000円ポッキリで「”光もモノも3次元的に記録するライトフィールド・カメラ”」を作ってみることにしました。
最低限のコストで作る!となると、外装などにお金を掛けるわけには行きません。…というわけで、たとえば右の写真は、外装を作るためにくのスーパーに段ボールをもらいに行き、組み立て作業をしている途中の写真です。
この段ボール製のカメラは、カメラの撮像面に84方向から届く光を記録する、あるいは、カメラを向けられた撮影対象物を、84視点から同時に撮影するカメラです。5000円で作るライトフィールド・カメラの原理は、とても簡単で(というかとても限定的で)、2500円のWEBカメラでトータル2500円ナリのレンズ・アレイ・シートで作り出した84視点の世界を撮影し、撮影された複数の光線場を使って色んな眺め方をしてみよう!というものです。
今作成中のこのカメラ、8月6日・7日に東京ビッグサイトで開催されるMaker Faire Tokyo2016で展示予定です。展示ブースA-06-06番(「理科教育研究フォーラム」)という場所で、Ricoh Theta S用の360°ライトフィールド撮影キットやRicoh ThetaS用のハンドヘルド全天周ライトフィールド撮影カバー…などに興味がある方がいらっしゃれば、遊びに来て頂ければ(そして何より雑談させて)頂ければ幸いです。
2016-07-30[n年前へ]
■続 5000円で”光もモノも3次元的に記録するライト・フィールド・カメラ”を作ってみよう!?
一週間後の8月6日(土)と7日(日)には、東京ビッグサイトで開催されるメイカーフェアー東京2016で、5000円ポッキリで作る「”光もモノも3次元的に記録するライトフィールド・カメラ”」や、Ricoh Theta S で作る全天周多視点(簡素ライトフィールド)カメラを展示する予定です。ちなみに、展示ブースは、A-06-06という覚えやすいけれど、右図のように少しわかりにくい場所で、「理科教育研究フォーラム」という名前で出しています。
5000円で自作するライトフィールド・カメラは、下図の説明用パネルのように、凹レンズアレイシートに写し出された景色を1台のUSBカメラで撮影することで、平面上の各領域から周囲各方向の「光」を撮影・処理するというものです。凹レンズアレイシートには12×7=84視点の景色が写し出されているので、84の異なる視点位置から眺めた光線場を撮影し、そしてさまざまな処理を行う…というカメラです。(全天周ライトフィールドカメラについての説明は、明日にでも書いてみることにします)
たとえば、下の動画は5000円ライトフィールドカメラで写している風景動画に関して、好きな箇所(距離)に焦点を合わせ、そしてそれ以外の領域をぼかすリフォーカス処理をしている動画です。安い1台のUSBカメラで全視点の画像を撮影しているので、1視点あたりの画像解像度はせいぜい200×200ピクセルと低解像度になってはしまいますが、自分が組み立てたカメラで簡単な処理コードを書くだけで、リフォーカス処理ができるのは結構楽しいものです。
また、下の動画は光合成による開口径(絞り)可変処理を試している時に写し出されているものです。こうした後処理を必要とする状況がどれだけあるかは…疑問なところもありますが、やはり安く簡単に作ることができるお手製のシステムで、こうした実験ができるのは面白いと思います。
というわけで、2016年の8月6日、7日は東京ビッグサイトでお待ちしております。いらっしゃる方がいましたら、「○×分後くらいに遊びに行くかも!」と伝えて頂ければ、(他を眺め歩きがちな)説明員も戻るようにしようと思います。