2008-02-09[n年前へ]
■ウルフルズ『芸の花道』 第16回 あるべき姿
バンドとは何なのかーー。
それは、諦めきれないものの象徴、なのだと思う。理想が、物事の発端において、形として既にあるのだ。そしてそれは、時間の経過やまわりの環境の変化や心境の移り変わりなど、挙げればきりがないくらい様々な理由で、始まりから形を変え続ける。
だからこそ、長くバンドをやり続ける者たちは、最初の形への憧憬を強く持つ。同時に、変わり続けなければならないという宿命も理解している。
2010-05-13[n年前へ]
■ブルースから流れる「歌の三段構成」
「グラフィケーション」 2010 No.168 から、赤木昭夫の「失われた道を求めて」より。
(アメリカの黒人たちの)四回もの大移住は、アメリカに大きな文化遺産をもたらした。第一回目には、ドラムに合わせて足踏みで踊るという、リズムという音楽の基本要素がアフリカから伝わった。
二回目の移住の過程で生まれたのが、ブルースだ。ブルースの歌詞は、という三段構成になっている。
- 苦しみをつぶやき
- 嘆き
- だが耐えるしかない
次に三回目の、セントルイス、シカゴ、デトロイトなどの工業都市への移住の中で、リズム&ブルースが生まれたが、という三段構成になる。
- 怒りや苦しみをぶつける
- ぶつける
- そして解放される
そこからロックが生まれた。ロックン・ロールの元祖には諸説あるが、セントルイスで育ちシカゴでデビューしたチャック・ベリーもその一人だ。
もはやロックとなると、もうつぶやいたり、嘆いたり、諦めたりしていない。しかし、ブルース以来の、音楽の運びの基本の三段構成は継承。
ちなみに、四回目の移住ではレゲエ文化が新たに加わった。
2010-10-14[n年前へ]
■他人のままでいられるギリギリの距離≒6cm!?
「男女が向き合ったときに、他人のままでいられるギリギリの距離が推定6センチであると考え、その先はきっともう言葉も音楽も侵入不可能だろうから、そのギリギリまではきっちり侵入しちゃいますぜおくさん!!」という意味と「ロックバンドにしては曲がどれもこれもセンチメンタルすぎる」の頭文字をとって「ロクセンチ」と命名されました。「他人のままでいられるギリギリの距離≒6cm」という式には色々な感想がありそうだけれど…下に貼り付けたのは、ロックでセンチなロクセンチの「レイトショーを観にいこう 」。
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