2005-06-06[n年前へ]
■どんな「腸内菌」になりたい?
走り書き2005から、「必読」シリーズを読む。森山氏の
で。僕はそれで食べて行かなくちゃいけないライターなわけだから「理系の人がどこを面白がっているかについて書く」ことが、どうすれば日銭に結びつくかを考えなければならない、ということですかね。という二年前の文章(及びその前後)に感銘を受ける。感銘のあまり、何回も繰り返し読んでみた。
そういえば、「2ちゃんねる研究」が終了した頃、「新聞のニュースインデックス」に関して、こんな感想を書いた。文体が気に入らないので、ちょっと変えてみるとこんな感じになる。
私は他人の褌は嫌いだ。他人が作ったニュースインデックスは少なくとも、他人のものに違いない。「他人の作ったニュースをたれ流しすることで商売したり」するのは実につまらないと思う。 もっとも、それが新聞社や記者のものかと問われれば、そもそも「そのニュースは誰のものか」ということを考えるべきだ、と思う。「他人の作った人生で商売をする」というのはどういうことなのか、もう少し考えて欲しい、と思う。 人間誰しも寄生虫なのだと思う。そんな寄生虫、あるいは、腸内菌にだって色々あるに違いない。どんな腸内菌になるかは、…その人次第だと思う。私は、話題の発端となったサイトは今回も読んでいない。だから、その、今日思ったことは、「『理系の人がどこを面白がっているかについて書く』ことが、どうすれば日銭に結びつくかを考えなければならない」という言葉から、「どんな腸内菌になるかは、その人次第」と思った時のことを思い出した、というだけである。
2009-02-25[n年前へ]
■「わかりやすくない世界」を「わかりやすくする」ということ
香山リカの「なぜ日本人は劣化したか (講談社現代新書) 」より。
「とにかくこれから開発するゲームは、少し長いので引用しないが、上の文言と対に、本書を手にとって14ページから4頁にわたる「ひと息200字の時代」も読んで欲しい。
わかりやすくて、すぐに結果が出て、
その結果に対して過剰に褒められる、
という要素がないとダメなんんです」
p.71
これでいいのだろうか。これじゃ原稿というよりは標語みたいではないか
p.75
2010-04-06[n年前へ]
■僕にはそれしかできない。だから原稿を書く。
いまこの場で役に立ってないことでも役に立っている。そういう考え方や、世の中に対する見方ができる人が増えることを願って、僕は原稿を書く。ほとんどの人にとって「役に立たない」原稿を書く。最近は、その原稿を欲しいと言ってくれる人も少ない。だが悔しいが、僕にはそれしかできない。だから原稿を書く。
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