hirax.net::Keywords::「屈折率」のブログ



2011-06-04[n年前へ]

レンチキュラー・シートにサラダ油を振りかける  share on Tumblr 

 観光地に行くと、よくレンチキュラー・シートを使った立体絵画や立体写真を見かけます。「そんなレンチキュラー・シートにどんな映像が映っているか、そのシートを壊さずに調べてみよう」というクイズがありました。そのクイズを聞いた瞬間に考えたのは、「プラスチックに屈折率が近い液体、たとえば何らかの”オイル”をレンチキュラー・シートの上に垂らし、そして普通に上から撮影すればいい」というアイデアでした。そうすれば、レンチキュラー・シートはレンズでも何でもなくなり、ただの透け透け物体に変わるはず、というわけです。

 「そんな答えが合っているかどうか」を確かめたくて、念のため、手元にあった「レンチキュラー・シートを使った”分子構造”の立体画像」に(家にある材料の中では屈折率がプラスチックに近い液体である)サラダ・オイルを振りかけて、顕微鏡で真上から撮影したのがこの写真です。プラスチック・レンズにサラダオイルを振りかければ、当たり前の話ですが、レンズ効果はどこか遠くに消え失せて、レンズの無効にどんな画像が描かれているのかを自然に眺めることができるようです。

 「パズル」を解き、その答え・予想が合っているかどうかを確認する瞬間は実に楽しいものです。そして、答えや予想が間違っていたら「考え方・予想の仕方」にフィードバックをかけて、何らかの補正をかける、そして次の「掛け」をする…それもまた楽しい最高のギャンブルです。

レンチキュラー・シートにサラダ油を振りかけるレンチキュラー・シートにサラダ油を振りかける






2011-09-09[n年前へ]

続:実は凄まじい「光の屈折で水深が浅く見える効果」  share on Tumblr 

 『実は凄まじい「光の屈折で水深が浅く見える効果」』で「深い(水深5m)のプールも、光の屈折で”とてつもなく”水深が浅く見える・プールの底がねじ曲がって見える」ということを書きました。右の画像は、そんな深いプールの底面が浅く・ねじ曲がってみえるようすを撮影した写真です。しかし、人がそんな景色を実際に眺めた時に感じる奇妙さは、この写真の何十倍も激しいものです。

 下に貼り付けた動画は、右上の写真を撮影した時と同時に撮ったものです。つまり、「綺麗な水が満たされ、水面に波がまったくない深いプールを眺めた動画」です。視点(カメラ)を動かすのにともない、プールの底がまるで深さを大きく変えるように変形しています。いえ、正確に言えば、まるでプールの底が変形しているかのように、光の屈折のために見えるのです。

 水面での光の屈折がゆえに「浅いと思った水中に足を差し入れると、思うよりずっと深かった」ということはよくあるものです。しかし、それが「水深5mのプール」ならどうでしょう?飛び込んでみたら、水深5mだった…なんて、「光の屈折で水深が浅く見える効果」恐るべし、なのです。

2012-06-05[n年前へ]

「透明シート印刷+オイル浸け」で「立体プリント」  share on Tumblr 

 1970年代後半から80年代にかけて、マイコン(マイ・コンピュータ)と呼ばれた個人用・一般向けのコンピュータは「でくのぼう」でした。それは、とても私たちをワクワクさせ、値段の高さに(私たちを)悲しくさせつつ、けれど、何だか少し「能力(力)不足」というものでした。

 しかし、いつの時代にも、その瞬間には「能力不足」とされる「でくのぼう」が、その次の時代を作っていくのだろう、と思います。「あぁ、こんな能力じゃ使い物にならねぇ!」と、私たちに感じさせるものこそが、次の時代に重要になるものなのです。

 …そんなこんな気持ちに駆られ、「立体フルカラープリンタ」を、昔ながらの素朴・単純なやり方で作ってみることにしました。「昔ながらの素朴・単純なやり方」というのは、透明シートにパターンを印刷し・折り畳んで(離散的な)立体印刷(もどき)を作るというものです。

 インクジェット用(透明)OHTシートは(液体の)インクを吸収するために、内部に空隙が数多くあります。それはすなわち、光を散乱させ・透明度が低くなるということです。…それは、今ひとつ上手くないので、今回はLBP用のOHTシート上に模様を描き、屈折率がOHTシートとほぼ同じ=境界反射がおきず透明シートを透明にするオイルの中にOHTシートを浸けて、「立体プリント」を干渉してみました。

 透明シートを(屈折率がほぼ同じ)オイルの中に入れれば、透明シートは「存在しない」のも同じです。そうすれば、見えるのは「(見えない透明シート上に印刷した)インク」だけ、ということになります。…というわけで、今日は、「透明シート印刷+オイル浸け」で「立体プリント」の「当たり実験(とりあえず、やってみて、どんな感じになりそうか感触を掴むための実験)」をしてみました。(うう?誰でしょう?最終目的は〜巨乳ビジョンの撮影データを印刷するための〜巨乳体感ビジュアリゼーション・プリンタを作るのが目的だろう!と言っているのは…)

「透明シート印刷+オイル浸け」で「立体プリント」「透明シート印刷+オイル浸け」で「立体プリント」「透明シート印刷+オイル浸け」で「立体プリント」








■Powered by yagm.net