2011-09-09[n年前へ]
■続:実は凄まじい「光の屈折で水深が浅く見える効果」
『実は凄まじい「光の屈折で水深が浅く見える効果」』で「深い(水深5m)のプールも、光の屈折で”とてつもなく”水深が浅く見える・プールの底がねじ曲がって見える」ということを書きました。右の画像は、そんな深いプールの底面が浅く・ねじ曲がってみえるようすを撮影した写真です。しかし、人がそんな景色を実際に眺めた時に感じる奇妙さは、この写真の何十倍も激しいものです。
下に貼り付けた動画は、右上の写真を撮影した時と同時に撮ったものです。つまり、「綺麗な水が満たされ、水面に波がまったくない深いプールを眺めた動画」です。視点(カメラ)を動かすのにともない、プールの底がまるで深さを大きく変えるように変形しています。いえ、正確に言えば、まるでプールの底が変形しているかのように、光の屈折のために見えるのです。
水面での光の屈折がゆえに「浅いと思った水中に足を差し入れると、思うよりずっと深かった」ということはよくあるものです。しかし、それが「水深5mのプール」ならどうでしょう?飛び込んでみたら、水深5mだった…なんて、「光の屈折で水深が浅く見える効果」恐るべし、なのです。