2009-05-22[n年前へ]
■hns(ハイパー日記システム)時代のURLを蘇らせてみました
久々にサーバに手を入れ、hns(ハイパー日記システム)当初のURLでも、アクセスできるようにしました。もう10年近く前になりそうな「昔」に使っていたURLでのアクセスを蘇らせることに何の意味があるのかしら・・・とも思いますが、昔と今とを重ね合わせ・積み重ねていくということが好きなので、少しの作業をしてみました。
というわけで、たとえば、懐かしいhttp://www.hirax.net/diaryweb/?200012aといったURLの記事へアクセスしても、今の記事URLにリダイレクトされ読むことがでいます。もっとも、かつてのURLでアクセスしていた方の多くは、この記事を読んでいたりはしないことでしょうけれども。
思えばこの数年でweb日記はブログに進化(?)し、
いまや1人1つはブログを持っているイキオイな時代です。
ななゑ「ちゃろん日記(仮)移転のお知らせ」
みんな、30代も過ぎて、40代、そして50代になり、牛歩のような速さのインターネット世界には、もう飽きてしまっているかもしれません。
だがもし、もう何かを書く必要がなくなったのであれば、それはそれで良かったと思うのだ。そのほうが絶対いい。できれば、そうであってほしいと思う。
お笑いパソコン日誌 2000/7/24 「バブルの逆襲の終わり」
2009-05-23[n年前へ]
■Railsでの「名前指定無し引数」の渡され方
hirax.netは、現状、Railsを使ったシステムで動いています。「hns(ハイパー日記システム)時代のURLを蘇らせる」のに、Railsのコントローラで対応しました。
hnsを使い始めた頃のURL、Apache mod rewriteでhnsをPermaLink化する前には、
http://www.hirax.net/diaryweb/?200203c&to=200203290
といった具合で年月日指定が引数渡しでした。そういったアクセスをしても、適切なページが表示されるようにしてみました。
たとえば、上のURL例の場合には、コントローラが受け取るparamsは{"200203c"=>nil,"to"=>"200203290",・・・}といったものになるので、valがnilのkeyをパースして現在のURL(Apache mod rewriteでhnsをPermaLink化したURLに互換の)にリダイレクトする、というようにしました(to=200203290といった部分は、まだ対応していないのですが、来週にでも対応するようにしておこうと思います)。
?200203cといった「名前無し」引数渡しの場合には、keyに引数が入っている(値はnil)ということに、「なるほど」と思わされました。
2011-12-14[n年前へ]
■「書くこと」を決める「道具」を作る、ということ
自分のサイトの「走り書き」として、ハイバー日記システム(hns)を入れたのが、10年以上前。その頃書いた走り書きは、今の時代の"twitter"で書かれているようなことだった。思ったことを、ただ書いていた。
hnsという道具をカスタマイズしつつ使っていたけれど、hnsに書く内容も少しづつ変わった。変わったのは、読み手を意識せざるをえなくなった、ということが一番の理由だったと思う。インターネットという道具に、「思ったこと」のうち、「考えたこと」は書くにしても、「感じたこと」はあまり書かなくなった。
その後、サイト自体をすべてRailsという道具で構築し直した。HTMLベタ書きの記事と日記(hns)を統合し、サイト記事をArticle, Memo, Logo, Techlogという4つのクラスに分類した。Articleは、「ある程度まとまった技術的な内容で、何らかのオチを含むもの(できるかな?)」、Memoは「自分で作った何らかのもの」、Logoは「(読んだ・見た)メモしておきたい他人の言葉」、Techlogは新技術情報や技術メモ、だ。
自分が使う道具を、そういう分類・考えのもとに作った結果、ArticleクラスはMemoクラスに浸食され、そしてまた、「感じたこと」や「考えたこと」も書かなくなった。
そこで、(まったく使う気がなかった)twitterを使ってみることにした。もしかしたら、後で思い起こしたくなる「考えたこと」や「感じたこと」を扱うことができるかもしれない。
そろそろ、道具を作り直すべき時期が来ているのだろうか。「書く内容」をも決めてしまうだろう「道具」を作り直すとしたら、どういう風に作れば良いだろう?
そしてまた、こう思う。道具の名前が「日記」でも、「ブログ」でも、「書くこと」を決める「道具」を作る側には(そこから作られる)世界をどうしたいかという 「夢」と「覚悟」がいる、と思う。