2014-10-21[n年前へ]
■続 VR 空気砲プロトタイピング(疑似体感できるミニ空気砲をKinectで作ってみよう!?)
TV番組で見る「空気砲」…それをバーチャルに(けれど自分の手と体で)実感するためのコードを書いてみました。数種間前に作成した、「現実世界の空気流れをリアルにシミュレーションする科学オモチャ(空気振動を検知して、その状態に応じた流体シミュレーション結果を現実空間に重ねて表示する科学オモチャ)」を、Microsoft Kinetを使うことで、現実空間にシミュレーションされた空間をスムースに重ねててみたいという(重ねてみたいなら、そんなものを作ってみよう!という)システムです。
2016-02-26[n年前へ]
■ネフェルティティ胸像のKinect 3D盗撮…真実は「3Dレプリカを撮影したデータ」
ベルリンの美術館で展示されている「ネフェルティティの胸像」を、ドイツ人アーチスト2人がコッソリMicrosoft Kinectを美術館に持ち込んだ上で隠し撮りし、ネフェルティティの胸像の3Dデータをクリエイティブ・コモンズ・ライセンスで公開したというニュースが流れている。しかし、その一方、「Kinect使って盗撮スキャンしたって絶対ウソだ!」という話も流れている。…これはもちろん、自分たちでKinectで3Dデータを撮影したというのは「ウソ」に違いない。アーチスト達が公開している「盗撮撮影のようすを写したビデオ」を眺めた上で、「彼らがアーティストがホントに自分たちで撮影(3Dデータ取得)した」と信じられる人は…少ないはずだ。
この元データ、最初は「美術館の許可の元にフラウンホーファー研究機構の文化財用3DスキャナシステムCultLab3Dでスキャンしたもの(スキャンの様子)が、(美術館の許可の元に)公開されたか、あるいは、フラウンホーファー研究機構もしくは美術館から流出したもの」だと考えた。…しかし、3Dデータ自体を眺めたり・関連リンク先を眺めると、今回の3Dデータは(2011年のreplica Workshop of the National Museums of Berlin で限定100個配布された)3Dスキャンして3Dプリントした複製品を、さらにDAVIDの3Dスキャナで形状測定したデータが人の手を経て流れている可能性が高いように思われる。理由のひとつは、オリジナル形状と今回の3Dデータを比較してみると、今回の3Dデータは2011年のreplica Workshop of the National Museums of Berlinで配布されたレプリカの方に形状が近いということである。そして、もうひとつの理由は、3D複製のコピー、つまり孫コピーなら、その流出を妨げるルールは(おそらく)無いだろうというものである。