2010-02-23[n年前へ]
■南海泡沫事件で1億円失ったアイザック・ニュートンの名言
三井住友銀行コンサルティング事業部 編集・高橋 進「スローライフのマネー学―ゆっくり生きよう、しっかり殖やそう 」から。
「バブル」の語源となった「南海泡沫(サウスシー・バブル)事件」は、1720年の英国で発生しました。
…万有引力の法則を発見した天才ニュートンは、当時の株価バブルに踊って、大枚2万ポンド(現在の1億円に相当)を失っているのです。
ニュートンは、暴落以前に一度は投資から手を引いたのですが、バブルに踊る大衆の熱気にあおられて、再度買いに走って大失敗。
「私は物体の運動は測定できるが、人間の愚行を測定することはできない」という名文句を後世に残しました。
「南海泡沫(サウスシー・バブル)事件」とニュートン・ラグランジェといった科学者がいた時代背景を一目で確認してみたい人は、「理系サラリーマン 専門家11人に「経済学」を聞く! (Kobunsha Paperbacks Business 17) 」の巻末1を見ると良いかもしれません。
2012-01-28[n年前へ]
■「バブル」と「スキル」
今日と同じ「1月28日」に書いた「n年前へ」から。ちなみに、「〜年前へ」の”前”は、過去でもありますが、それと同時に未来でもあると思いつつ決めた、そんな「ネーミング」です。
歴史上、バブルは何回もありました。イギリスで起こった南海泡沫事件、米国における192o年代の株式ブームなど、回顧すると「なぜ?」と思われるような異様な事件が繰り返し発生しているのです。南海泡沫事件にはあの偉大な物理学者ニュートンさえ、南海会社に手をだして、多大の損失を蒙ったということですから…。
「バブル」の語源となった「南海泡沫(サウスシー・バブル)事件」でアイザック・ニュートンは2万ポンド(現在の1億円相当)を失っています。「私は物体の運動は測定できるが、人間の愚行を測定することはできない」という名文句を後世に残しました。
周りの風潮に惑わされることなく、みんなは自分のやりたいことをしっかり見つけなさい。…ただし言っておくけどもね、そこにはしっかりとした技術を身につけていなければ生き残れないという掟、厳しい掟があることもどうぞ忘れないでください。…自分の技術は自分で一生懸命磨いていく。…そして、もうひとつ。狭い視野で物事をとらえないということ。
2012-05-29[n年前へ]
■ニュートンも解けなかった「しょんべん小僧のションベンの軌跡」
「ドイツで16歳の少年、ニュートンも解けなかった難問の答えを見つける」という記事を読みました。関連記事を読んでみると、次のような形に書き下すことができる、「速度に比例する抵抗を受けながら、空気中を飛翔する物体の軌跡」を解いた、ということのようです。
x''[t] = -a * x'[t] * sqrt( x'[t]^2 + y'[t]2 )
y'' [t]= -a * y'[t] * sqrt( x'[t]^2 + y'[t]2 ) - g
ニュートンも解けなかったという「この問題」、これはまさに『風上に向かう「しょんべん小僧」』で扱った問題です。
今からちょうど10年前、「しょうべん小僧」の解析をした時には(今回明らかになった解析解がありませんでしたから)数値解析をもとに記事を書いたわけですが、そんな「しょんべん小僧のションベンの軌跡」に関する解析解を、ドイツ在住16歳の少年が明らかにした、というわけです。
そんなこんなで(16歳の少年が見つけた)「ニュートンも解けなかった難問の答」…つまりは、ニュートンも解けなかった「しょんべん小僧のションベンの軌跡」を(彼が見つけた解析解を用いて)図示してみたのが右の画像です。
ドイツ在住の16歳の少年が見つけ出した解析解、…強風の中で「立ちション」せざるをえない状況に立たされた男性たちは、この解析解を読み解き・最適な立ちションスタイルを見つけ出すと、大惨事にならずに済むのかもしれません!?
(なお、グラフ描画に用いた数式は下に貼り付けたものになります)