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2008-11-04[n年前へ]

ダイアモンドの中心にピッチャーマウンドがあるか? 

 「野球」のホーム・ファースト・セカンド・サードベースで囲まれる領域は「ダイアモンド」と呼ばれる。今日の疑問は、「ピッチャーがボールを投げる時に踏む、ピッチャーマウンドにある”プレート”はダイアモンドの一体どこに位置するのか」ということだ。最近、ピッチングにはまっているせいで、そんな疑問にはまっている。

 「自然は対称を好む」という言葉が野球のルールにも当てはまるとしたら、ピッチャープレートはホームベースとセカンドベースの中心、そして、ファーストベースとセカンドベースの中心に位置するのが「自然」に思える。実際のところ、どうなのだろうか。

 四角形のダイアモンドの大きさは、各辺の長さが90'(27.431m)である。ダイアモンドは、ファースト・セカンド・サードベースの中心、そして、ホームベースのキャッチャー側端を結んだ正方形である(ほかのベースと違って、ホームベースはダイアモンドの角に接するように設置された五角形であるために、"キャッチャー側端"ということになる’のだろう)。一体、ピッチャー・プレートはこのダイアモンドのどこに位置するのだろうか。

 野球規則に挙げられている数字、ホームベース端からセカンドベースの中央まで38.795m、ホームベース端からピッチャープレート(15.2cm長)のホームベース寄りの位置までが18.44mという数字、を見ると、ピッチャープレートは、ダイアモンド中央よりホームベース寄りに見える。

 確かに、ヤンキースタジアムを航空写真で拡大して眺めてみると、そういった「ダイアモンド中央よりホームベース寄り」の位置にピッチャープレートがあるようにも見えるような気もする。一体、「野球は対称を好む」のかそれとも、違うものを好むのか、野球の「ピッチャーマウンド」は「ダイアモンド」のどこにあるのか、ダイアモンドの中心でピッチャーは愛を叫ぶのか(古い)、それが(今日の)疑問なのである。


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2010-04-29[n年前へ]

野球の硬式ボールと軟式ボールの重さの違い 

 陽の光が柔らかく当たる公園横のグラウンドで、米軍の関係者らしき人たちが野球をしていた。ボールを久々に投げてみたい気持ちになり、一瞬だけ混ぜてもらい、ノックを受け・送球をした。

 その後、野球に興じる人たちを横目で見ながら、「速球を投げられない」と同行者にこぼすと、「硬式と軟式のボールの重さ」の違いについての話をしてくれた。硬式ボールの方が軟式ボールより重いので、硬式ボールを使うプロ野球の選手が軟式のボールを投げた時には、空気抵抗のため硬式ボールほどの速球を投げることができないのだ、という。

 なるほどそうだったのかと思い、帰ってから、ボールの重さの違い・規格を確認してみた。すると、硬式ボールが141.7-148.8gとなっていて、軟式ボールは134.2-137.8g(A号)となっている。なるほど、10%弱ほども重さが違うのであれば確かに球速に影響を与えるに違いない。

 それにしても、春が過ぎ初夏の前、梅雨が来る前のこの季節、野球をしている人たちは心から気持ち良さそうに見えた。「幸せって何だっけ?」という問いへの答えのひとつが、こんな景色だったりするのかもしれない。

2013-05-06[n年前へ]

メジャーリーグの個性豊かな「ご当地」野球盤を作ろうぜ!? 

 メジャーリーグのホームグラウンド、各チームの野球場は個性豊かなさまざまな形をしています。たとえば、メジャーリーグの野球場形状一覧を眺めてみれば、形状のあまりの違いに驚くはずです。左右対象でもなければ、場所毎に(ボールの跳ね返りを予想しがたいような)奇妙で不定型な形をしていたりします。

 各チームの選手や戦略の特徴は、それらの野球場の形状を反映していたりします(参考:いろんな形・いびつな形の野球場)。そこで、こんなことを考えました。かつて流行った原始的で物理的な野球ゲームである「野球盤」を、メジャーリーグの個性豊かな「ご当地」野球盤として作ってみたら面白いのではないでしょうか。

 コンピュータゲームと違い、野球場形状の違いを「見た目で」実感・体感することができる「野球盤」なら、球場形状によって打ち方(引っ張るか・流すか)を変えてみたり、さらにそれに応じて配球作戦を変えたり…と、ご当地色を反映した野球ゲームを容易に楽しむことができるかもしれません。



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