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2012-07-28[n年前へ]

「夏」はじめました。 

 ロンドンオリンピック開幕と前後して、2012年の夏も「開幕」しました。夏が始まったので、今年の夏も「プール開き」しました。

 夜空に浮かぶ半月を見上げつつ、…ブクブクと水面の下に沈んでいけば、天然の「魚眼レンズ」の向こうに丸い夜空がボンヤリと見えてきます。

 そんな景色をはっきり見ようと、水中ゴーグルを付けた瞬間、水中から見えていたはずの「魚眼」な世界が消え失せます。そこで、水面での屈折による魚眼効果を水中ゴーグル前面での屈折が打ち消した…打ち消してしまったということに気づかされます。

 「魚眼」な景色とクッキリした景色はなかなか両立しないもんだと考えつつ、ゴーグルを付けたことで「魚眼」効果を失った、大きくゆらめきつつ、けれどシャープに見える半月を水の下から眺めます。

 昨年、2011年にアマゾンで送料無料4258円ナリで買ったビニールプールを広げ、2012年の今年も、「夏」始めました。

「夏」はじめました。「夏」はじめました。「夏」はじめました。






2013-12-21[n年前へ]

「夏や冬」や「終着駅や始発駅」 

 鈴木祥子「夏はどこへ行った」をヘッドホンで聴きながら、青春18切符を手にして、年末師走の負の日に、夏をどこかに探しに行ってみる。

列車のドアに 背中をつけて
あなたは 荷物にしゃがみこんでる。

…あの灯りが 僕の家だよ
次のホームで さよならを言うの。

夏はどこへ行った
僕らが降りた終着駅は
誰かの始発駅でもある。

青春18切符 2013年「冬」

「夏や冬」や「終着駅や始発駅」






東京から年々失われて行く「亜熱帯の蒸し暑さ」 

 1940年代から2012年までの、東京の季節折々の最高気温と湿度を眺めてみました。すると、最高気温はたいして変化がないけれど(下左グラフ:各軸はZ軸が気温(℃)で、XY軸が「年」と「月」です)、湿度は大きく変化していることがわかります(下右グラフ:各軸はZ軸が湿度(パーセント/100)で、XY軸が「年」と「月」です)。かつての東京は、夏前には湿度が70パーセント程度の蒸した気候だったのに、それが今では湿度の低い乾燥した気候になっていることがわかります。

 梅雨の終わりから夏に掛けては蒸し暑いと感じることも多いですが、かつて東京に存在していた「亜熱帯の蒸し暑さ」はそんなものではなかったのか…と今更ながら気づかされます。昭和には蒸し暑かった東京は、夏はどこへ行ったのだろう?一体いつ頃、あの夏にさよならを言ったのだろう…と、年越し近い真冬の12月末の今頃に、ふと考えたりします。

東京から年々失われて行く「亜熱帯の蒸し暑さ」東京から年々失われて行く「亜熱帯の蒸し暑さ」






2015-07-04[n年前へ]

ウォータースライダーで「水着ポロリ」しないためには「水着に1.5リットルのペットボトルを2本ぶら下げてもズレない」くらいにキツく締めることが必要だ!というマメ知識 

 もうすぐ夏が始まる…というわけで、先日、ウォータースライダーで「水着ポロリ」を生じさせる力の実験・計算をしました(ちなみに、今回の対象水着は、「ビキニ(セパレート)」タイプの水着です)。ウォータースライダーで滑り落ちる水着女性が、水面に突入する際の「相対速度」や「水着のさま」を動画像から解析し、その際の水面に対する相対速度から「水着に働く力」を計算する…というのがその概要です。

 その実験・計算結果は、水着の凸部に対して1平方cmあたり約190グラム重の力が掛かり、水着全体では約4キログラム重の力がかかる…というものでした。つまり、ウォータースライダーで「水着ポロリ」しないためには「水着に1.5リットルのペットボトルを2本ぶら下げてもズレない」くらいにキツく締めておけば良い、というわけです。

 それでは、その力(ウォータースライダーで「水着ポロリ」させる力)を低減させるためにはどうしたら良いかとか、その力が働く方向と水着構造の組み合わせによる「ポロリ」しにくさについての考察…といったことは、また次回書いてみることにします。



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