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2009-09-19[n年前へ]

富士山と彼岸花 

 近くから見た富士山はとても大きい。また、富士山を遠くから眺める時、高い場所に行けばいくほど、富士山はより高くそびえて見える。低い遠くの場所から眺めていた時には近郊の山と並んで見えていたはずの富士山が、小高い場所に登ったりすると、いつの間にかとても大きく高く見えてくる。

 杉浦日向子を読んだせいか、旧街道を歩きたくなり、東海道・箱根路を歩いてみた。現在の東海道ならぬ、国道一号線は車通りが激しい。けれど、旧国道一号線ともなると、車もほとんど通らず、歴史散策を楽しむ人たちの道になる。そして、森の中に細く途切れ途切れに続く旧東海道ともなると、歩く人に出会うこともほとんどない。

 山中を走る旧街道はとても急だ。草で足もとが見えない道の端には、時折、彼岸花が赤く咲いている。そして、彼岸花が群集するその先には、高く大きな富士山がそびえている。

 息を切らせながら、人のいない山道を歩くと、昔の時代にタイムスリップしたような心地になる。昔も今と変わらず、この時期には彼岸花が咲いていて、人は富士山の高さに驚いていたのだろうか。

富士山と彼岸花富士山と彼岸花富士山と彼岸花






2011-09-12[n年前へ]

「1%の才能」と「99%の努力」 

 9月12日の「n年前へ」から。「1%の才能と99%の努力」という言葉を、さまざまな方向から眺めてみたくなる、こんな言葉。

 …1%の才能と99%の努力から成る、といわれる。その、1%の才能こそが、99%の努力を支えるのであって、ベルモット抜きのドライマティーニがありえないように、ほんの微(かす)かな才能の香りすら見いだせなかったら、努力のきっかけもまた得られないではないか。1%が重要なのだ。



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