2009-08-07[n年前へ]
■Excelで正規表現を利用した検索・置換を可能にするアドイン「正規表現検索」
Excelで正規表現を利用した検索・置換を可能にするアドイン「正規表現検索」
「正規表現検索」は、「Microsoft Excel」(以下、「Excel」)で正規表現を利用した検索・置換を可能にするアドイン。Windows 95/98/Me/NT/2000/XP上の「Excel」97以降に対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。
2010-04-20[n年前へ]
■正規表現と「美しいコード」
しばらく前のことだったと思う。正規表現の書き方の話題になり、「美しいコード」とか「目的に対する実装のバランス」といった話になった。
その時、「コンパイル(NFA->DFA)にどの程度の時間がかかるか」という観点からのアドバイスを受けた。これまで、そういった基本的なことを考えたこともなかったので、今さらながら、そのアドバイスを消化するために、正規表現とNFA・DFAについて、さらってみた。
DFA:Deterministic Finite Automaton=決定性有限オートマトン、やら、NFA:Nondeterministic Finite Automaton=非決定性オートマトンといった文字列を眺めながら、こんなワクワクさせられる面白いことを、なぜ今まで楽しむことができなかったのだろうと、そんなことを切実に感じさせられた。
なお、オートマトンの日本語訳は、自動機械であって、自動羊肉ではないらしい。ところで、あなたの「マトン」のイメージは、どんなものでしょう?
2010-04-21[n年前へ]
■「美しさ」の「バランス」
色んな「美しいコード」について、知りたいと思います。そんなものを、教えて頂ければ、何より幸いです。
「正規表現マッチの目的として、『マッチしない場合にfalseを返す』というのもあり、その一方で、例外的なmessageに対してもflexibleにマッチして欲しいわけです。つまり、その辺りのバランスこそが、美的センスなのだと思います」
2011-04-07[n年前へ]
■顔文字で記した「拡散方程式」
「式」を眺めると、その中に「顔」が隠れ見えることがよくあります。たとえば、正規表現の中にはたくさんの顔たちが整列しているものです。
これが今日の正規表現の心象風景です。「本を真面目に読んでみたけれど、よくわからず頭の中にハテナマークが浮かび上がり、いつの間にかこめかみで血管がピクピクしていて、ついにちゃぶ台をひっくり返していた…」という感じです。式の中に「顔」が隠れているというのは、正規表現の「式」に限りません。方程「式」の中にもたくさんの顔が隠れています。
たとえば、「何かが(時間的に)刻々と広がってく量は、その何かの空間的な傾きで決まる」という拡散方程式を、物理量をφ(r,t)と記し・さらにナブラ演算子を使って記述した拡散方程式などを見ると、私には「左利きの人が筆記用具を手にして、耳をかきながら、うつむき気味に何かを考えている」「その横には横を見ながら、口を尖らせている」ようすに見えてしまうのです。そんな「顔文字で記した拡散方程式」が下の板書です。
「よくわからないもの」が顔に見えてしまう、ということはよくあるものです。壁の染みや、記念写真の後ろの木々、…はたまた月面のクレータまで、人は人の顔を「よくわからないもの」の中に見いだします。
正規表現や各種方程式が「よくわからないもの」というのが、実に悲しい技術オンチぶりですが、そんな人はきっと私だけではないだろう、と信じたいところです。あなたは、どんな顔文字を数式やプログラムコードの中に見ることがありますか?