2002-05-27[n年前へ]
■con
先週の英語のレッスンでは"con"はネガティブだけど"sting"はポジティブなのだー、というような話をしてた。で、今日とても爽快な景色を見ててその話を思い出した。
橋の上で、自分の長袖シャツの腕の部分を器用に結んでいる男がいた。袖を結び終わると、そのシャツをちゃんと着て、シャツの中で両手を背中に隠す。これで、一見両手が無いように見える男のできあがりだ。あとは、イッセー尾形も勝てないくらいの自然な演技を通行人に向けていた。
思わずこの景色を見てうれしくなってしまった。この景色はポジティブなのか、ネガティブなのかそれが問題なのである。が、キレイはキタナイ、キタナイはキレイでとにかくうれしくなってしまったのである。
2004-07-12[n年前へ]
■震源地ゲーム
平田オリザの「演技と演出」を読んでいる。その中に出てくる「震源地ゲーム」というものに興味を惹かれた。「(鬼以外の)全員で輪になって、輪の真ん中に鬼を置きます。輪の中の一人が-震源地-役になって、その震源地が何か動くと、同じ動きを全員がしなければならない。そして、鬼は誰が-震源地-かを当てなければいけない」 そして、障碍者が-震源地-の時には、なかなか鬼は震源地を当てられなくて、オロオロする。
人が上手く動けないほど、「震源地ゲーム」は面白い。逆に言えば、-震源地-から全く同じように動きが伝わる世界なんてつまらない。コピー&ペーストのように、何も変わらないまま動いていくそんなものは少しつまらない。
誰かが無意識に動いて、その無意識の動きの中に違う何かを他の誰かが見いだして、そしていつの間にか時間をかけて何か不思議な波が伝わっていく、そんな世界の方がきっと面白いと思う。
2006-03-01[n年前へ]
■プルシェンコのエキシビジョン
トリノオリンピックのフィギアスケートで金メダルを獲得したプルシェンコがDream on ice 2005のエキシビジョンで見せた面白く楽しい演技(高画質版, 長時間版)を眺める。
2006-09-03[n年前へ]
■「デジタル逆さめがね」
「デジタル逆さめがねを作ってみた。」「Sex in Video Games」「性交時における女性の喘ぎ声と “感じているふり(演技)”に関する研究」「(いつの間にか20年前の曲になっていた)なんだったんだ?!7Day's」
/DL
2008-09-04[n年前へ]
■"worthless"と"priceless"とクライマックス
映画「ウォーターボーイズ」を見ていると、竹中直人が主人公に言う台詞の字幕に目を惹かれた。
So you make a fool outta yourself"worthless"と"priceless"とは語呂は似ているのに、意味は正反対だ。"worthless"は「価値がない」で、"priceless"は「とても価値がある」だ。この英語の"priceless"という言葉に出会うたびに、頭の中で「?」マークが浮かんでくる。そして、"valueless"は「価値がない」で、"invaluable"だと、「とても価値がある」ときたものだから、ますます日本語の感覚と英語の意味とが、メビウスの輪のように捻れ絡んだ具合に感じられて、さらにわけがわからなくなる。
Better than feeling worthless all your life
ところで、「ウォーターボーイズ」の最後、主人公たちのシンクロ演技のシーンで流れるたくさんのBGMの中で、パフィーが歌う「愛のしるし」の歌詞には字幕がつけられている。 それは、この曲の歌詞が一種の台詞に、一種のメッセージにになっているからだろう。
To get a little strongerこういった映画のクライマックスを見ていると感動する。 そして、眩しさと楽しさと、少しの寂寥感を感じる。 限りなく興奮する映画のクライマックス・頂点の先にも、主人公たちの人生は続く。 山頂を過ぎた先も、やはりまた道は続く。 だからこそ、こんな映画のクライマックスシーンに、いつも泣かされてしまう。
I'm rowing away
In my broken boat