2009-04-09[n年前へ]
■源氏物語も政治の道具
「寂聴と磨く「源氏力」全五十四帖一気読み! (集英社新書) 」
瀬戸内寂聴: (紫式部は)面白い物語を書くと評判になって、当時の最高権力者、藤原道長に召し抱えられて、道長の娘の中宮彰子の女房になりました。…その時の一条天皇は文学趣味があり、彰子より年上の定子という、清少納言が仕えていた方のお姫様とすごく仲が良かった。その天皇の興味を幼い彰子に向けさせるために、道長は紫式部を雇ったわけ。源氏物語も政治の道具だったということです。
2009-05-03[n年前へ]
■「自分を持つということ」
瀬戸内寂聴の「寂聴 人は愛なしでは生きられない 」から。
自我があると悩むでしょう。自分の思い通りにならないと人は苦しみますね。千年も昔に、六条御息所は、こうした自我とプライドのある女性として描かれているんです。
ということは、・・・作者の紫式部に自我があり、プライドがあって、そのために非常に悩みを持った人ではなかったか、と思うんです。
「自分を持つということ」
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