2009-05-03[n年前へ]
■「自分を持つということ」
瀬戸内寂聴の「寂聴 人は愛なしでは生きられない 」から。
自我があると悩むでしょう。自分の思い通りにならないと人は苦しみますね。千年も昔に、六条御息所は、こうした自我とプライドのある女性として描かれているんです。
ということは、・・・作者の紫式部に自我があり、プライドがあって、そのために非常に悩みを持った人ではなかったか、と思うんです。
「自分を持つということ」
2009-05-11[n年前へ]
■今という時代の自由と余裕
「自分の選ぶ道は最善の道」の小山薫堂のインタビュー記事。
見えとかプライドなどから自由でありさえすれば、自分の命や頭を使って、また何度でも自分の人生に立ち向かっていけるのです。
この頃よく、自己プロデュースという言葉が、仕事の一つの戦略のように使われています。自分をどう見せるか、自己演出のようなイメージで用いられていますが、本来のプロデュースは生産するという意味で、外側を装飾するということではありません。そんなことに心を砕くのではなく、やはり、自分自身を磨き、素の力を強くしていかなくてはと思います。
世の中にはたくさんのノウハウがあふれているし、社会的に受け入れられる方法を身に着けたいと思うのは当たり前かもしれない。それでも僕は、ちょっと落ち着いて、みんなが常識だという喧騒(けんそう)から距離を置いて考えてみて欲しいと思う。
2009-10-31[n年前へ]
■自分で納得するまで考える。それが大事だと僕は思っている
結城浩「数学ガール 」の「相加相乗の平均の関係」から。
「好きなことをしっかり追い求めていくと、本物と偽物を見分ける力も付いてくる。いつも大声を出している生徒や、賢いふりをする生徒がいる。きっとそういう人たちは、自己主張が好きで、プライドが大事なんだ。でも、自分の頭を使って考える習慣があって、本物の味わいを知っているなら、そんな自己主張は要らない。大声を出しても漸化式は解けない。賢いふりをしても方程式は解けない。誰からどう思われようと、誰から何と言われようと、自分で納得するまで考える。それが大事だと僕は思っている」
2011-04-22[n年前へ]
■「二流のプロをめざして全力でニッチを狙え」
斉藤哲也「R25的ブックレビュー」の「間違う力 オンリーワンの10か条(高野秀行) 」に対する書評から。
本書の最大のメッセージはおそらく”全力でニッチを狙え”ということだろう。(中略)理想やプライドが高い人は、一流を目指すあまり「なかなか第一歩が踏み出せない」 それなら二流のプロでよいと原をくくり、適当でもいいから「今、はじめる」
長くやっていればなんとかなる可能性が高い。
「間違う力 オンリーワンの10か条(高野秀行) 」
■Powered
by yagm.net