2003-05-11[n年前へ]
■icc
昨日、初台のicc(Inter Communication Center)に行ってきた「芸術と科学の実験」はそこそこに面白かった。展示物は少なく人は多い。霧のスクリーンにダンス画像を投影しているものはとても気持ちよく、面白かった。
iccのページに飾られているジャグラーを見ることができなかった(それともない?)のは少し残念。
■はてな・で・モザイク
はてなダイアリ全部のサムネイル・アンテナ化にトライしてみた。初期画像のレンダリングに6時間…。CPU負荷100%がずっと続く。しかも、日記は更新度合いが高いので、その内のかなりの割合が夕方の三時間くらいの間で更新されそう。二回目以降は更新分のみレンダリングすればよいとはいえ、PenIII 600MHzのマシンにまかせるには結構キツイかな…?とりあえず、テストを続けてみよう。
それはともかく、このサムネイル・アンテナは「知らない街を歩く」感じにきっとよく似ているんだと思う。自分にとって初めての知らない街を歩いてみて、気になった喫茶店があったら扉を開いて入ってみる、そんな感じなんだと思う。
だから、はてな・で・モザイクはアンテナにしたけれど、「知っているサイトにー知らない新しいことーがあるかどうか」を教えてくれる「アンテナ」というものにする必要は本来小さいと思う。「自分にとって知らない街」を歩いているんだから、見るものすべてが「新しいもの」なわけで、無味乾燥とした文字だけでなく何らかの景色が目に入ってくれば良いだろう、と思う。
ところで、このサムネイルアンテナを作ってみたのも、「とあること」をしたいからである。そのために、mingを学びがてらjphotoを作ってみて、アイコン作成用のアイデアスケッチがてらにこのはてな・で・モザイクを作ってみた。まだまだ、先は長い…ぞ、と。
■Skip
JHの三日目には行きます?
さて、スキップは…、北村薫の書く「私シリーズ」の「私」が女子大生には思えないくらい年寄りじみているのと同じく、スキップの主人公もあまりに年寄りくさい判断をします。男性のあなたでしたら違う人の視点から眺めることになる、かも。
わたしは、ひとつの物語である。誰もが一冊の本であるように。しかし、その本が落丁だったら、誰に取り替えてもらえばいいのか。交換不可能なら、道は二つだけ。本を投げ捨てるか、読み進めるか、だ。ただ一冊の本は捨てられない。となれば、つじつまが合わなかろうとページをめくるしかないではないか。If you can, or if you could, という感じでしょうか?
■アナログレコードやラジオ風のノイズを加えてCDを再生
というソフト。起動した回数に応じてレコード針が汚れ、次第にノイズの音量が増してゆく、というのもとても良い。こういう必ずしも効率だけでない「心地よさ」というのはとても大事だと思う。
2004-05-11[n年前へ]
■今日の思い出し色眼鏡
イラクでの米軍の「捕虜(という取り扱いになるのかよく判らないが)」の取り扱いの写真を見ていると大学に入学した頃を思い出す。
その頃の世の中はバブルに浮かれていた頃であるはずだ。それなのに、時代に取り残されたらしき大学のキャンパスの中では、中核派と革マル派の「陣地争い」が日々起きていた。つまらない、だけれどずいぶんと暴力的な陣取りゲーム(特にこの"sanae chan"はもういないの写真の教室の辺りはその主戦地だった)が飽きもせず毎日行われていたり、授業をしている教室脇の廊下で人が撲殺されたり、朝のキャンパスを血だらけの人が逃げていたり、あるいはイラクでの米軍の「捕虜」の取り扱いの写真とよく似たような風景が昼のキャンパスの中で繰り広げられていたりした。本当にイヤな景色だった。
そして、正直に言えば、その風景はやはり少しショックだったような気がする。特に、今現在眺めている米軍の「捕虜」の取り扱いの写真とよく似たような風景や、あるいは、キャンパスの中で機動隊の盾が踊っている風景はとてもショックだったように思う。
その景色を見てからは、それ以来どんなことであっても声大きく何かを言う人を苦手になった。声高に何かを力説する人を色眼鏡を通して眺めるようになった気がする。話される内容に関わらず苦手になったような気がする。そして、それが本人としては声高でないにせよ、苦手になったような気もする。
そんなこんなで苦手・鬼門は、新聞・正論・声の大きい井戸端会議…。
2005-05-11[n年前へ]
2008-05-11[n年前へ]
■腹部全脂肪面積減少のヒミツ
こんなキャッチフレーズの新聞広告を見た。
「コーヒー豆マンノオリゴ糖」には、腹部全脂肪面積を減少させる効果がみられました。そこには、(成人男女が)缶コーヒーを一日一回飲むことで、12週間のうちに20cm^2ほど「腹部全脂肪面積」が減少しているグラフが掲載されていた。そのグラフによれば、「比較対照のコーヒー飲料」を一日一回飲んでいた場合には、-4cm^2ほど「腹部全脂肪面積」が増加している結果が示されている。
「腹部全脂肪面積」とは一体どのようなものだろうか?……単純にそれを想像するなら、それは「腹巻で腹部を巻くようにしたときの円筒状の部分の表面積」に思える。もし、そうであるならば、このグラフは次のような結果に見えてくる。
「腹巻で腹部を巻くようにしたときの円筒状の部分の表面積」は
高さ(cm)×2×3.14×腹部の半径(cm)である。腹部の高さは、成人男女であれば20cmほどだろう。そこから逆算して見ると、20cm^2ほどの「腹部全脂肪面積」減少は、0.16cm=1.6mmほどの腹部の半径(脂肪厚み)減少を示すことになる。たった、1.6mmの変化である。
と書くと、いかにもの「数字のマジック」でしかないようにも思える。しかし、「(腹部に巻く)ベルトの長さの変化」でそれを表現すると、それは1cmほどになる。そう考えて見ると、今度はこの脂肪減少量が結構大きいものに感じられてくる。何しろ、ベルトの穴一個分ほどの量である。
ちなみに、「比較対照のコーヒー飲料」を一日一回飲んだ場合の「4cm^2ほどの腹部全脂肪面積増加」は、30μmほどの腹部の半径(脂肪厚み)増加を示している。30μmでは髪の毛の太さにも満たない程度の変化である。ここまでくると、誤差としか言いようのない範囲に思える。
結局のところ、「よくわからない」としか言いようがないが、次にコーヒーを買うときには、この広告が気になって(この)「体脂肪が気になる方に」のコーヒー飲料を買ってしまいそうな気がする。もっとも、「20cm^2ほどの腹部全脂肪面積減少」よりは、「一月でベルトの穴1つウェストが細くなる」という売り文句の方が実感できそうな気もするのだが。
2009-05-11[n年前へ]
■七味唐辛子イリュージョン
よく見かけるS&Bの「七味唐辛子」の瓶のサイズは、実はひとつではありません。たとえば、下に張り付けた動画は、最初は、同じ「七味唐辛子」の瓶がふたつ並んでいるように見えますが、実はそうではないのです。大きなつづらと小さなつづら・・・じゃなくて、小さな七味唐辛子の瓶と大きな七味唐辛子の瓶が並んでいるようすを、方向を変え・便の位置を変え、撮影した動画です。
瓶の大きさと距離感は決してイコールではないのにも関わらず、私たちの脳はそれをあまりに単純化して感じてしまい、「瓶の大きさ」が等しければ「等しい距離に同じ大きさのものがあるものだ」と勘違いしてしまいがちです。・・・少なくとも、私の視覚と脳には、そういう傾向があるように思います。
上野例は、七味の瓶が二つだけの構図を撮影したものですが、サイズの異なる「七味唐辛子」の瓶が、微妙な配置で並んでいるようすを撮影したら、きっと絶妙なイリュージョン・錯覚動画を作り出すことができるような気がします。異なるサイズの七味唐辛子の瓶を使い、楽しくて・不思議で、そして心惹かれるイリュージョンを作ることができるに違いない・きっとそれはとても面白いに違いない、とふと感じた今朝の午前3時過ぎ、です。
2010-05-11[n年前へ]
■VirtualBoxでMacOSXゲストマシンを作ってみる
仮想PCソフトウェアのVirtualBoxのBETAバージョンは、ゲストマシンとしてMac OS Xをインストールする機能を謳っています。そこで、(Mac OS Xをインストールするところまではしませんでしたが)MacOSXゲストマシンを作ってみました。
VirtualBoxでは、Mac OS Xの仮想PCとして、64 bit カーネルの"Mac OS X 64 bit"と(実際のMacintoshであれば、6+4押し起動時に相当します)、互換性重視の32bit カーネルの"Mac OS X"という2つの設定で仮想PCを作ることができます。その設定は、仮想PCの「設定」タブから、いつでも切り替えることができるようです。
2012-05-11[n年前へ]
■キングジムSHOT NOTE 用「読み取り枠」を作ってみた
SHOT NOTEは手書きした(所定の)ノートやメモ帳を撮影し、ドキュメントを電子管理するためのソフトです。しかし、ノートなどの商品ラインナップの中に、自分が使いたいと思えるノートがないということも多いものです。たとえば、私はB5サイズ5mm方眼ルーズリーフを愛用しているのですが、そんなSHOT NOTE用ノートはありません。
そこで、キングジムのSHOT NOTE 用「読み取り枠」を作ってみました。紙と下敷きをカッターとはさみで切り抜き・糊でペタッと貼り付け「ハイ、一丁できあがり!」です。
さて、これで手書きと電子化の「いいとこどり」ができるようになるのでしょうか。「道具を作っただけ」で飽きてしまわないか…が不安です。
2014-05-11[n年前へ]
■磁力で色んなものを浮かべてみよう!
Levitron Revolution を買い、超手作りなサイコロもどきを空中に浮かべてみました。フンワリとものが浮かんでいるようすを眺めると、「静電場や静磁場を用いて、静止物体を安定に浮上させることは不可能である」という「アーンショウの定理」を知ってる人にとってこそ、不思議に楽しく感じられそうです。
内部をスケルトンに眺めてみると。下の写真のようになります。浮いてる物体の中には磁石がいて、下部の床下には、(浮いてる磁石を引っ張る)リング磁石が1個と(リング磁石を浮かべ・位置制御するための)電磁石が4個隠れています。そして、装置中央にあるセンサで浮かせた磁石の位置をセンシングしつつ、電磁石の強さをフィードバック制御することで、静止浮上させるという仕組みです。
*興味深かったのが、装置中央部に設計変更されたような欠損部があることです。2軸のFB制御をしてるとはいえ、搭載されているホール素子は一個のみです。もしかしたら、当初はホール素子を独立に2個使う予定だったのでしょうか。