2009-08-03[n年前へ]
■「うつくしいのはら」と「パーマネント野ばら」
ほぼ同時期に書かれた、西原理恵子の「うつくしいのはら」、そして、「いけちゃんとぼく 」、そして、「パーマネント野ばら 」は、同じひとつのモチーフが繰り返し繰り返し書かれていて、その繰り返されるモチーフに、どうしても心動かされてしまう。
私は私の空豆をみつけることができて、
うれしくてしかたがない。
2010-05-19[n年前へ]
■空豆の中にはいつも何かが入ってる
西原理恵子の「パーマネント野はら」から。
最初に娘をみたとき、空豆の夢を見た。
どこともしらない空の上に空豆があって、
のぞくと、私の娘がはいっている。
私は、私の空豆をみつけることができて、
うれしくてしかたがない。
また、こんな一節は、「営業ものがたり 」の「うつくしいのはら」から。
兵隊さんに土をかけたら、次の年、
そこから空豆の木がはえた。
青い空に空豆がきれい。
そして何年もして、その空豆は、
私のおなかにふってきた。
うつくしいのはら西原理恵子が描く空豆の中には、女性の大きなおなかのように、いつも赤ちゃんが入ってる。そんなものが入ってる。
あおい そらと そらまめ
あいしてる
2010-05-20[n年前へ]
■たくさんの空豆
西原理恵子「毎日かあさん 5 黒潮家族編 」から。
ゆっくりおりてきたその空豆をのぞくと、
中にはみんなこどもが入っていて、
「まだかな まだかな」
って顔をしている。
あのたくさんの空豆を、
今でもよく思い出す。
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