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2011-01-16[n年前へ]

空飛ぶ「お賽銭箱」 

 年越ししてしばらくたった寒い朝、道端に小さなお賽銭箱が落ちていた。どこかの境内から空を飛び、この場所までたどり着いたらしき「お賽銭箱」の中には、どのくらい入っていたんだろう。

 お賽銭は、以前はお金でなく米で、さらに米になる前には石だったという。石がお賽銭だった時代には、お賽銭が空を飛ぶことはなかったのだろうか。

 そういえば、海に浮かぶどこかの島では大きな石のお金が使われていて、その石の価値はその石をその島まで運ぶために失われたものたちで決まる、と聞いたことがある。

 また、その石貨の価値を決めるのは大きさや目方ではなく、 それぞれの石貨にまつわる涙と汗の物語なのだそうだ。 何百キロもの大海原を越えて重たい石貨をカヌーで持ち帰るには、計り知れない苦労と危険が伴う。 何度も命の危機に瀕し、あまつさえ海に沈んだ者もいた。 どんなに苦労しどんなに犠牲者がたくさん出たか、 そうした涙と汗の英雄譚がその石貨の価値を高めるのだそうで、 苦労して持ち帰られた石貨ほど、価値が高いらしい。 (ヤップの石貨

 ここまで辿り着いた「お賽銭箱」を量るとしたら、一体、どんな目方で量られるのだろうか。

賽銭箱






2011-11-20[n年前へ]

世界で一番「”実用的”な賽銭(さいせん)箱」を見よ!? 

 神さま仏さまに祈り・感謝のために、お金を入れる箱を「お賽銭(さいせん)箱」と呼びます。私がこれまで見た中で一番「実務的で・飾らない・実にフランクな」お賽銭箱が、下の写真です。タイはチェンマイで眺めた、「肥えてパンパンに膨れた腹を抱える仏さま」の前には(どう見ても金庫にしか見えない)お賽銭箱が鎮座している…という実に素敵でロハスな景色です。

 ちなみに、この機能最優先の賽銭箱を持つ「メタボなお腹の仏さま」の隣には、ゴロリと横になっている仏さまもいらっしゃいます。そして、その横にる仏さまの前には、やはり、飾らず・機能的かつ実用的な「金庫」ならぬ「賽銭箱」が置かれています。

 これが「世界で一番の実用的な賽銭(さいせん)箱」です。あっけらかんとしたシンプルさが…何だか、とても素敵で魅力的に感じます。

twitter から

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