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2008-05-25[n年前へ]

続々・『理系サラリーマン 専門家11人に「経済学」を聞く! 』 

 『理系サラリーマン 専門家11人に「経済学」を聞く! 』を出す際に、200人の人たちに「あなたが豊か・幸せになるために必要なものは何ですか?」と尋ねてみました。右に走り書きしたような「自由」「お金」「食べもの」「時間」といった選択肢を並べ見せながら、その人が豊か・幸せになるために必要なもの、を尋ねてみたのです。

 そして、amazonで表示される「お勧め本」やはてなダイアリの「お勧めページ」を算出するのと同じように、つまりはその選択肢を選んだ人の重複度合いなどを計算し、クラスタ分析をした結果の樹形図が右のようになります。右の図ではA,B,C……などのように記号で書いたありますが、もちろん、本の中でもアルファベットが書いてあるわけではなく、「お金」「睡眠」「時間」といったものがクラスタ分析・表示されているわけです。つまりは、「クイズの答え」を知りたくなったら、本書を手にとりそのページを眺めてみて下さいね、ということになります。

 「貨幣とは鋳造された自由である」というのはドストエフスキーの言葉ですが、クラスタ分析の結果は、見事なまでに「お金」と「自由」の距離や、「愛」や「希望」の距離を算出しています。右の図のA,B,C,D,……といった記号が「一体どんな言葉」なのか予想をしてみて、そして回答編を書店で眺め・楽しんで頂けたら幸いです。

クラスタ分析結果選択肢






2011-01-16[n年前へ]

空飛ぶ「お賽銭箱」 

 年越ししてしばらくたった寒い朝、道端に小さなお賽銭箱が落ちていた。どこかの境内から空を飛び、この場所までたどり着いたらしき「お賽銭箱」の中には、どのくらい入っていたんだろう。

 お賽銭は、以前はお金でなく米で、さらに米になる前には石だったという。石がお賽銭だった時代には、お賽銭が空を飛ぶことはなかったのだろうか。

 そういえば、海に浮かぶどこかの島では大きな石のお金が使われていて、その石の価値はその石をその島まで運ぶために失われたものたちで決まる、と聞いたことがある。

 また、その石貨の価値を決めるのは大きさや目方ではなく、 それぞれの石貨にまつわる涙と汗の物語なのだそうだ。 何百キロもの大海原を越えて重たい石貨をカヌーで持ち帰るには、計り知れない苦労と危険が伴う。 何度も命の危機に瀕し、あまつさえ海に沈んだ者もいた。 どんなに苦労しどんなに犠牲者がたくさん出たか、 そうした涙と汗の英雄譚がその石貨の価値を高めるのだそうで、 苦労して持ち帰られた石貨ほど、価値が高いらしい。 (ヤップの石貨

 ここまで辿り着いた「お賽銭箱」を量るとしたら、一体、どんな目方で量られるのだろうか。

賽銭箱






2017-03-29[n年前へ]

鎌倉大仏、十円玉を何枚で作れるか!? 

 数字と科学にこだわる歴史記事をこれから3ヶ月間書くことにした!というわけで、今日は「鎌倉大仏、十円玉を何枚で作れるか!?」を書く。

”10円玉で作ったら4億4500万円!青銅製の鎌倉大仏は、青銅の材料費だけなら1億3千万円!アルミニウムの1円玉で作ったら、6050万枚=6050万円ナリ!”



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