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2009-01-29[n年前へ]

太田光代と「有吉佐和子」 

 爆笑問題の所属する「タイタン」の社長、爆笑問題の太田光の結婚相手、太田光代の「逆風満帆」から。

  心のよりどころになっていたのは、有吉佐和子の小説「悪女について」だった。(中略)波瀾万丈を楽しんで生きる主人公に、光代は自分の半生を肯定された気がした。何度読み返したことだろう。光代のバイブルになった。

2009-10-19[n年前へ]

ライフ・イズ・ノット・イージー 

 この先を読みたいと思いつつ、ゆっくりと頁(ページ)を読み進めていきたくなる本が、つまり、決して一日で読み終わってしまいたくないと感じる本がある。たとえば、「逆風満帆 」はそんな本だ。朝日新聞のbeに連載されていた記事の一部をまとめたこの本の頁は、丁寧にゆっくりと一文字一文字読み進めたい。

 <ライフ・イズ・ノット・イージー> (人生は楽じゃない) ニューヨークに住む矢野から槇原に届いた手紙には、そう記されていた。(中略)槇原を思いやる言葉とともに、人のこころの「光と影」についての深い洞察が、手紙にはつづられていた。
 …僕はまだ人の気持ちが全然わからないのに、なぜこの人にはわかるのだろう。こんなに優しい気持ちでいてくれる人に、なぜつらい思いをさせてしまったんだろう。
槇原に”謝罪”を迫る人はごまんといたが、心の底から素直に『ごめんなさい』と言えたこの瞬間を、彼は今も忘れない。

 この記事は、連載時からメモ帳にメモしたり、張り付けたりした文章や言葉が、いくつももあった。

 「人はさびしがりやであるべきだと思うよ。さびしくないように、相手のことを考えるから。多少は不安なほうがいいんだよ。そのほうが助けあえるからね」

 この下で彼が歌う歌は、このインタビュー記事の一年ほど前に彼が作ったもの。

結局、僕はそんな事を何度も繰り返し。
最後には何も見つけられないまま、
ここまで来た道を振り返ってみたら。
それを見た時の気持ちが、
僕の探していたものだとわかった。
今までで一番素敵なものを、
僕はとうとう拾うことができた。

「僕が一番欲しかったもの」(EXPLORER )



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