1999-06-27[n年前へ]
■影絵
確かなものはただ一つ
淀川の河川敷で夏の日暮れた頃に撮影した写真である。写真の二人はどんな人達だろうか。写真の中に何を見るかは人によって違うのだろう。
「写真」は言うまでも無く"Photography"の訳語である。Photo(光)-graphy(画)、すなわち、光による画である。そのままである。しかし、日本人は写真と訳した。「真を写すもの」である。しかし、「写す」は外見的なものを描くときに用いられ、内面的なものをも描くときには違う「うつす(漢字が登録されていないので出せない)」が使われる。だから正確に言えば、「写真->真実の(内面までは描けないが)外見を描こうとしたもの」である。外見のみを写し取った、それはまるで影絵である。そして、光画と写真のどちらがふさわしいか、というようなことはここでは考えない。
Photographyは元はPhoto(光)-gram(メッセージ)であるから、「光のメッセージ」である。立体物を記録することのできるホログラム(Hologram)はHolo(完全な)-gram(メッセージ)である。「完全なるメッセージ」だ。その写真版はホログラフィーHolographyであり、Holo(完全な)-graphy(画像)である。
「見ればわかる」とは言うが、物事はそう単純ではない。必ず、見えていない側面は存在するし、考え忘れていることもあるはずだ。結局、何が真実であるかは決められるものではない。それでも、真実に近づこうとし続ける姿勢が大切なのだと思う。
2003-08-01[n年前へ]
■Xeroxがホログラムのように見える光沢を紙に刷り込む技術を開発
「通常のカラーオフィスプリンタで光沢のある画像を印刷する方法の研究の結果、やがて一定のパターンで光沢のある部分を生み出すやり方を見つけた。印刷された光沢のある画像は、正面から見ると目に見えないが、右や左から傾けて見るとホログラムのように見える」という記事。
発表内容からすると、○○○○○に○○○○○制御をしたいうところか。それとも、○○○○○は使ってないのかな。それだとちょっとツマラナイかな。