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2013-12-11[n年前へ]

フェルメールの「ミルクを注ぐ女」の3次元空間復元動画 

 フェルメールの「ミルクを注ぐ女(”Milkmaid”)」を凸版が3次元空間として復元したものを(参考:フェルメール「ミルクを注ぐ女」に描かれていたのは「空の水差しを押さえつける女」だった!?)、グルグル回しながら動画撮影しました。この動画ファイルに対して戸九兆点抽出や空間認識コードを走らせたら、フェルメールが描いた3次元空間データを手元に作り出すこともできるかも。

2014-10-06[n年前へ]

アニメ画像を「リアル」にする本末転倒な画像処理を考えてみよう!? 

 というわけで、アニメ画像を「リアル」にする本末転倒な画像処理を考えてみよう!?を書きました。

 とはいえ、普通の画像や風景やリアル3次元の人物ポートレートだけでなく、アニメ画に対する画像処理って少し面白いような気もします。色んな絵描きさんの手癖や好みを真似た画像処理・レンダリングを行うことで、雰囲気ある2次元アニメ画を作り出すのも、かなり面白いような気がします。

2014-12-28[n年前へ]

レンブラント・ライトをレンブラント「ユダヤの花嫁(イサクとリベカ)」に当てて3次元的に眺めてみよう!? 

 Raking light photography(測光線写真)と呼ばれる「側面から光を当て、美術品の凹凸を浮き上がらせるための写真」があります。そういった凹凸情報、あるいは凹凸情報を微分したような画像を使うことで、美術品の修復を行う際の参考情報にしたりします。ちょうど、17世紀の偉大な画家レンブラントが、「側面上方から光を当てる」レンブラント・ライトで被写体を描き出したのと同様に、絵画の微妙な形状や姿を映し出すのがRaking light photography(測光線写真)です。

 そうした測光線写真は数多く公開されていて、たとえば、、そのレンブラントの「ユダヤの花嫁(イサクとリベカ)- "The Jewish Bride (Isaac and Rebecca)"」であれば、こんな風に公開されていたりします

 こうしたRaking light photography(測光線写真) を眺めると「私たちは3次元情報を感じる」…ということは、コンピュータにだって測光線写真から絵画の3次元情報を復元できるはず…ということで、2014年の終わり近くの今日…WebGLベースのレンブラントの「ユダヤの花嫁(イサクとリベカ)3次元風…を作ってみました。

レンブラント・ライトをレンブラントの「ユダヤの花嫁(イサクとリベカ)」に当ててみよう!?レンブラント・ライトをレンブラントの「ユダヤの花嫁(イサクとリベカ)」に当ててみよう!?






2016-07-13[n年前へ]

5000円ポッキリで「”光もモノも3次元的に記録するライトフィールド・カメラ”」を作ってみよう!? 

 「Lytro Cinema、それは光もモノも3次元的に記録する7億画素のビデオカメラ」という記事が面白かったので…けれど、そんなカメラが一体いつ手に入るのか?とか、お財布に小銭しか入ってない人(自分自身のことだけど)には買えないんじゃないか?と思ったので、5000円ポッキリで「”光もモノも3次元的に記録するライトフィールド・カメラ”」を作ってみることにしました。

 最低限のコストで作る!となると、外装などにお金を掛けるわけには行きません。…というわけで、たとえば右の写真は、外装を作るためにくのスーパーに段ボールをもらいに行き、組み立て作業をしている途中の写真です。

 この段ボール製のカメラは、カメラの撮像面に84方向から届く光を記録する、あるいは、カメラを向けられた撮影対象物を、84視点から同時に撮影するカメラです。5000円で作るライトフィールド・カメラの原理は、とても簡単で(というかとても限定的で)、2500円のWEBカメラでトータル2500円ナリのレンズ・アレイ・シートで作り出した84視点の世界を撮影し、撮影された複数の光線場を使って色んな眺め方をしてみよう!というものです。

 今作成中のこのカメラ、8月6日・7日に東京ビッグサイトで開催されるMaker Faire Tokyo2016で展示予定です。展示ブースA-06-06番(「理科教育研究フォーラム」)という場所で、Ricoh Theta S用の360°ライトフィールド撮影キットやRicoh ThetaS用のハンドヘルド全天周ライトフィールド撮影カバー…などに興味がある方がいらっしゃれば、遊びに来て頂ければ(そして何より雑談させて)頂ければ幸いです。

5000円で”光もモノも3次元的に記録するライト・フィールド・カメラ”を作ってみよう!?5000円で”光もモノも3次元的に記録するライト・フィールド・カメラ”を作ってみよう!? 5000円で”光もモノも3次元的に記録するライト・フィールド・カメラ”を作ってみよう!?






2016-07-30[n年前へ]

続 5000円で”光もモノも3次元的に記録するライト・フィールド・カメラ”を作ってみよう!? 

 一週間後の8月6日(土)と7日(日)には、東京ビッグサイトで開催されるメイカーフェアー東京2016で、5000円ポッキリで作る「”光もモノも3次元的に記録するライトフィールド・カメラ”」や、Ricoh Theta S で作る全天周多視点(簡素ライトフィールド)カメラを展示する予定です。ちなみに、展示ブースは、A-06-06という覚えやすいけれど、右図のように少しわかりにくい場所で、「理科教育研究フォーラム」という名前で出しています。

 5000円で自作するライトフィールド・カメラは、下図の説明用パネルのように、凹レンズアレイシートに写し出された景色を1台のUSBカメラで撮影することで、平面上の各領域から周囲各方向の「光」を撮影・処理するというものです。凹レンズアレイシートには12×7=84視点の景色が写し出されているので、84の異なる視点位置から眺めた光線場を撮影し、そしてさまざまな処理を行う…というカメラです。(全天周ライトフィールドカメラについての説明は、明日にでも書いてみることにします)

 たとえば、下の動画は5000円ライトフィールドカメラで写している風景動画に関して、好きな箇所(距離)に焦点を合わせ、そしてそれ以外の領域をぼかすリフォーカス処理をしている動画です。安い1台のUSBカメラで全視点の画像を撮影しているので、1視点あたりの画像解像度はせいぜい200×200ピクセルと低解像度になってはしまいますが、自分が組み立てたカメラで簡単な処理コードを書くだけで、リフォーカス処理ができるのは結構楽しいものです。

 また、下の動画は光合成による開口径(絞り)可変処理を試している時に写し出されているものです。こうした後処理を必要とする状況がどれだけあるかは…疑問なところもありますが、やはり安く簡単に作ることができるお手製のシステムで、こうした実験ができるのは面白いと思います。

 というわけで、2016年の8月6日、7日は東京ビッグサイトでお待ちしております。いらっしゃる方がいましたら、「○×分後くらいに遊びに行くかも!」と伝えて頂ければ、(他を眺め歩きがちな)説明員も戻るようにしようと思います。

続 5000円で”光もモノも3次元的に記録するライト・フィールド・カメラ”を作ってみよう!?続 5000円で”光もモノも3次元的に記録するライト・フィールド・カメラ”を作ってみよう!?








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