hirax.net::Keywords::「陰影」のブログ



2011-06-12[n年前へ]

「巨乳ビジョンLight」が帰ってくる!? 

 TV番組を観ていると、小森純 がセミヌード写真を撮ったとき「胸の谷間を描いてもらった」という話をしていました。そんなこともあり「やりすぎた乳の影グラビアが多い」という話を面白く読みました。

 十年近く前、「陰影」を手がかりにバストの形状認識を行う巨乳ビジョンLightを開発しました。胸の谷間を描く陰影を解析することで、光"Light"で照らされたバストの膨らみを導き出す技術手法です。

 最近は、スマートフォン上などで簡単に「デジカメ・プログラミング」をすることができます。巨乳ビジョンLight for iPhoneや、巨乳ビジョンLight for Androidを作ってみるのも面白そうな気がします。

 胸の谷間の陰影を見て、その陰影が自然なら巨乳を形作る曲面を出力する。その陰影が不自然で矛盾に満ちていれば、それすなわち「実解」を持たない虚乳というものであるに違いない…と出力する。 そんな「巨乳ビジョンLight」を十年ぶりにiPhone用として近々呼び戻してみようと思います。

2014-05-24[n年前へ]

情報理論で「胸」の「CG光源レンダリング」や「陰影の付け方」を学んでみよう! 

 情報理論で「胸」の「CG光源レンダリング」や「陰影の付け方」を学んでみよう!(上部直交2方向から照らすのが情報量=エントロピー最大のバスト盛り上がり最大条件です!?)を書きました。

 実は、情報理論を使うと「バストの魅力を最大限に引き出すための光の当て方・陰影の付け方」を導き出すことができます。「バストの凹凸」も所詮は「情報」に過ぎないので…バストを映し出す・描き出した画像の「情報量(エントロピー)」を最大化する問題として捉えてみるわけです。

2014-05-30[n年前へ]

おっぱいとエントロピー(動画比較と式変形過程) 

 情報理論で「胸」の「CG光源レンダリング」や「陰影の付け方」を学んでみよう!で例にあげた、完全等方照明下のおっぱいレンダリング例と・正面照明下のレンダリング例最大エントロピー条件のレンダリング例を動画で見ることができるようにしました。また、途中で使った式変形も(この頁に)貼り付けておきます。

 下に貼り付けた式は、半球形状のバストモデルを2次元断面として(円筒断面として)扱い解析解を求めた上で、「3次元の場合は、とりあえず直交させときましょうか」という大雑把な扱いだけど、3次元空間での最適解を求める問題も、(全然役に立ちそうに無い)パズルとして面白いかも。

おっぱいとエントロピーおっぱいとエントロピーおっぱいとエントロピーおっぱいとエントロピー






2014-10-06[n年前へ]

アニメ画像を「リアル」にする本末転倒な画像処理を考えてみよう!? 

 というわけで、アニメ画像を「リアル」にする本末転倒な画像処理を考えてみよう!?を書きました。

 とはいえ、普通の画像や風景やリアル3次元の人物ポートレートだけでなく、アニメ画に対する画像処理って少し面白いような気もします。色んな絵描きさんの手癖や好みを真似た画像処理・レンダリングを行うことで、雰囲気ある2次元アニメ画を作り出すのも、かなり面白いような気がします。

2017-09-01[n年前へ]

下着マチ部分の「わずかな凹凸」がなぜボトムスの上から視認されるのか? 

 平日のラッシュ時間、駅のホームから上がる階段は、人がギュウギュウに詰まっている。 その階段を登りながら、こう考えた。

 職場や学校に向かうだろ多くの人に挟まれて、密度高く窮屈に階段を昇っていると、ちょうど1メートルくらい先の正面に、階段を上る女性がいる。 私の顔のちょうど正面に彼女のヒップがあるせいか、それとも何か他のユング心理学的な何か深層心理の原因があるせいか、とにかくその球面状のヒップが目に入る。 もしかしたら、そのヒップが気になったのは、下着の線が浮かび上がっていたせいかもしれない。 女性はストレッチ素材のボトムス(ズボン)をはいていて、階段を昇るために足を上げる動作をするせいか、ボトムスに明瞭に下着の線が浮き上がっている。 それは、下着のアウトラインだけでなく、股部分の左右を繋ぐ「マチ」も線となり浮き上がり、それはまさにあだち充が描く「ムフ♡!」的な気持ちを思い起こさせた。

 人が何に「ムフ♡!」を感じるかは、それはまさに個性で、その人次第に違いない。 けれど、私の場合は、下股部分の左右を繋ぐ、上を凸とする「マチ」の円弧状の曲線に、「ムフ♡!」を感じるらしい。それはもしかしたら、あだち充ではなくて、桂正和の影響だったのかもしれない。

 そこまで考えが漂流してきた時に、こんな疑問が湧いてくる。 「なぜ、下着のマチ部分を、ボトムスの上から見ることができるのだろう?」 「マチ部分には確かに凹凸ができるだろうけど、それほど大きくなさそうな凹凸を、なんで視認することができるのだろう?」 そこで、目の前のヒップを観察しながら階段を登りつつ考えた。

 下着のマチ部分は、他の部分に比べて約2ミリメートルくらい厚い。 つまり、女性の丸いお尻が下着をはくと、丸い曲面上に「下着のマチ」という高さ約2ミリメートル程度の山脈ができる。

 そんな山を持つ曲面面を、さらにストレッチ素材のボトムスが覆うとき、収縮しようとするストレッチ素材の生地を支配する方程式は、ポテンシャル曲面は可能な限り「滑らか」になるというラプラス方程式である。 つまり、下着のマチ部分を覆うストレッチ素材のボトムスがどう見えるかを考えるときには、ラプラス方程式の解を求めればよい。

 自然界の多くの現象がラプラス方程式を使って解くことができるように、下着のマチ厚みが作るボトムス表面形状を、ラプラス方程式で求めることにしよう。…そのために、まずは、下着のマチ部分あたりの女性のヒップを、直径8センチメートルの球面形状だとしてみる。 すると、ラプラス方程式の解を概算すると、下着のマチ部分のストレッチ素材のボトムスは、ざっくり「高さ2ミリメートルで、両側になだらかな斜面が約9ミリメートルほどつづく山(凸形状)」ができることになる。

 すると、次の疑問がさらに湧く。
「高さ2ミリメートルで、両側になだらかな斜面が約9ミリメートルほどつづく山(凸形状)」を人は視認することができるものだろうか?

 約1メートル離れて、視線方向への2ミリの凹凸となると、両眼視差で形状を捉えるようなスケールではない。 となると、そのオフホワイト単色のボトムスに浮かぶ凹凸を識別する手掛かりは、陰影情報だけだろう。

 物体に照明があたるとき、その表面の陰影はコサイン(照明角度)で表される。 ということは、高さ2ミリメートルの下着マチ山脈の陰影は、「両側に約9ミリメートル続くなだらかな斜面」の角度(斜度)を計算し、そのコサインを評価してやれば良いことになる。 ちなみに、下着マチ山脈の斜度を計算してみると、約13度だ。 照明が約45度方向から照らすなら、下着マチ山脈の片側斜面は(他の部分より)約8パーセント明るく、もう片側の斜面はその逆に約8パーセント暗いということになる。

 人の視覚が濃淡模様を識別する特性を考えると、約1メートル離れた9ミリメートルピッチつまり角度約1度の濃淡模様は、数十分の1程度でも識別することができる。 つまり、下着マチ部分の濃淡は、その高さがわずか2ミリメートルだとしても、明瞭に視認されることになる。 もちろん、いわゆる視力的にも角度約1度は約0.02に相当するから、全くもって問題は無い。 結局のところ、「下着のマチ部分の凹凸はわずかでも、その陰影は視認するのに十分な濃淡になる」ということになる。

 と、考えがさらにここまで漂流してきた瞬間、駅の階段を踏み損なって転びかけた。足の先を強く打ち痛い思いはしたけれど、幸い何ともなかった。 階段を昇る目の前の女性のヒップに浮かぶ「ムフ♡!」を眺めつつ、考えごとをすることは、有意義と言うよりは少し危険なことなのかもしれない。

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