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2010-02-04[n年前へ]

ミロのヴィーナスは「小胸さん」だった…!? (初出:2006年10月01日) 

 「迷宮美術館 第2集 」という本を読んでいると、面白い話が書いてありました。それは、「ミロのヴィーナスのプロポーションを測り、日本人女性の平均身長に換算してみると、Bカップになる」という話です。実は、「小さなバスト・くびれのないウェスト・大きなヒップ」だった…というのです。「豊潤」というイメージのあるミロのヴィーナスの体型が実はBカップ相当だった、というのは意外で面白い話です。

 面白かったあまり、本に記載されていた数値といくつかの資料をあたって、色々な身長の場合に換算した「ミロのヴィーナスのトップバスト・アンダーバスト・ウェスト・ヒップ・ブラジャーのカップ(参照:オッパイ星人のJIS規格)」を作ってみました。つまり、「もしも、ミロのヴィーナスの身長が○×cmだったら、どんなプロポーションになるか?」というデータを作ってみました。自分と比べてみたり、グラビア・アイドルと比べてみたり…ということができるわけです。

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 たとえば、身長145cmの人だったら、「究極の美」を体現しているミロのヴィーナスのデータ「86Bカップでウェストが69cmでヒップは92cm」と勝負してみると面白いかも、というわけです。

 ところで、グラフ自体は身長175cmまでの場合を示しましたが、ミロのヴィーナスの実際の身長と同じ204cmの場合でも…ブラジャーのカップはCだったりします。やはり、かなりの「小胸さん」です。ちなみに、ミロのヴィーナスが「小胸さん」だった理由として、「ブラジャーというものがなかった当時は、大きな胸は形が崩れてしまうから」と書いてありました。ブラジャーがある現在に、ミロのヴィーナスを作り直したら、どんなプロポーションになるのでしょうか…?

2012-10-17[n年前へ]

カップサイズはバスト・ウェストに比例して、ヒップサイズとは無関係 

 「身長とスリーサイズでアイドルをクラスタリングしてみよう!?」で使った395人のアイドルのスリーサイズやカップサイズ…といったデータを使い、「バストのカップサイズとスリーサイズの関係」を眺めてみました。それが下のグラフです。横軸はバストサイズ(AカップからJカップまで)を示し、縦軸はスリーサイズのcmを示しています。

 このグラフを眺めると、「カップサイズはバスト・ウェストに比例して、ヒップサイズとは無関係だ」ということに気づきます。カップサイズが変わってもヒップサイズはほぼ一定で変わらないにも関わらず、カップサイズが大きくなるにしたがって、バストとウェストのサイズは大きくなっています。バストサイズがカップサイズに応じて変わるのは当たり前という気にもなりますが、ウェストサイズもカップサイズに連動し大きくなる(太くなる)というのは面白い発見です。

 アイドルの体に脂肪が付くとき、バストとウェストには同じように肉が付き、その一方でヒップにはあまり脂肪が付かないのかもしれません。

 そしてまた、今回のデータから推論すると、ダイエットをしてもヒップサイズは変わらないけれど、ウェストは喜ばしいことに細くなり、けれどバストとカップサイズは小さくなる・・・ということになるのかもしれません。

カップサイズはバスト・ウェストに比例して、ヒップサイズとは無関係






2012-10-18[n年前へ]

ウェスト58cmとかバスト80cmもしくは88cmは…たぶんウソ。 

 「身長とスリーサイズでアイドルをクラスタリングしてみよう!?」「カップサイズはバスト・ウェストに比例して、ヒップサイズとは無関係」で使った395人のアイドルの各種データ、年齢や身長やスリーサイズやカップサイズ…といった各種データのヒストグラムを描いてみました。

 すると、少し不自然なピークがあることに気づきます。たとえば、ウェスト(cm)なら、奇妙に不自然に58cmに大きなピークがそびえています。あるいは、バスト(cm)であれば、80cmや88cmが不思議なほど数が多くなっています。 …これは、たぶん本当の数字ではないのでしょう。

  つまり、ウェスト58cmとかバスト80cmもしくは88cmは…たぶんウソなのです。同じように、ヒップ88cmもちょっと数が多すぎるように見えます。何かの作為があった場合、 データを俯瞰して眺めてみれば、そんな作為も(えてして)浮かび上がってきてしまう…ということもよくあります。

 どうやら、末広がりの88cmという数字は、アイドル・グラビアアイドル界においても、それがたとえばバストを意味する数字でも・あるいはヒップを意味する数字であったとしても、好まれ(ウソっこ数値として)使われているようです。…と、そんなことを考えていると、「8」という数字がグラビアアイドルのプロポーションにも見えてくる?

ウェスト58cmとかバスト80cmもしくは88cmは…たぶんウソ。ウェスト58cmとかバスト80cmもしくは88cmは…たぶんウソ。ウェスト58cmとかバスト80cmもしくは88cmは…たぶんウソ。ウェスト58cmとかバスト80cmもしくは88cmは…たぶんウソ。ウェスト58cmとかバスト80cmもしくは88cmは…たぶんウソ。ウェスト58cmとかバスト80cmもしくは88cmは…たぶんウソ。ウェスト58cmとかバスト80cmもしくは88cmは…たぶんウソ。ウェスト58cmとかバスト80cmもしくは88cmは…たぶんウソ。ウェスト58cmとかバスト80cmもしくは88cmは…たぶんウソ。






2014-02-27[n年前へ]

おっぱい好きとお尻好きは邂逅するべきだ!? 

  「女は尻だ。異論は認めない」という言葉を読みました。

 すべては尻であり、尻にある。美しさ、強さ、優しさを兼ね備えた、あらゆる魅力と本質の表象であり、かつ全人類の故郷であり桃源郷であり、世界でいちばん穏やかで不滅で争いのない場所である。君に、おっぱい山頂への征服欲があることは理解できる。だが、そこは四足から二足へ移行する際、成熟のバロメーターとして採用された代替品だ。
 で、(この文中にも示唆してありますが)「人類女性の胸が(授乳を行わない時期であっても)常時大きい理由は、直立二足歩行のせいでお尻が見えづらくなり、直立二足歩行で見えやすくなった胸の部分が”擬態として”お尻のような見かけで大きくなった”」という説を思い出しました。それが真実であるかどうかはさておき、右の画像を眺めると、お尻も胸の谷間もほぼ同じ「見え方」に思えます。

 つまりは、その説に従えば、お尻好きだという人も、おっぱい好きだという人も、つまりは全く同じ本能で動く同類だというわけです。おっぱい好きとお尻好きは邂逅するべきなのかも…。

2017-09-01[n年前へ]

下着マチ部分の「わずかな凹凸」がなぜボトムスの上から視認されるのか? 

 平日のラッシュ時間、駅のホームから上がる階段は、人がギュウギュウに詰まっている。 その階段を登りながら、こう考えた。

 職場や学校に向かうだろ多くの人に挟まれて、密度高く窮屈に階段を昇っていると、ちょうど1メートルくらい先の正面に、階段を上る女性がいる。 私の顔のちょうど正面に彼女のヒップがあるせいか、それとも何か他のユング心理学的な何か深層心理の原因があるせいか、とにかくその球面状のヒップが目に入る。 もしかしたら、そのヒップが気になったのは、下着の線が浮かび上がっていたせいかもしれない。 女性はストレッチ素材のボトムス(ズボン)をはいていて、階段を昇るために足を上げる動作をするせいか、ボトムスに明瞭に下着の線が浮き上がっている。 それは、下着のアウトラインだけでなく、股部分の左右を繋ぐ「マチ」も線となり浮き上がり、それはまさにあだち充が描く「ムフ♡!」的な気持ちを思い起こさせた。

 人が何に「ムフ♡!」を感じるかは、それはまさに個性で、その人次第に違いない。 けれど、私の場合は、下股部分の左右を繋ぐ、上を凸とする「マチ」の円弧状の曲線に、「ムフ♡!」を感じるらしい。それはもしかしたら、あだち充ではなくて、桂正和の影響だったのかもしれない。

 そこまで考えが漂流してきた時に、こんな疑問が湧いてくる。 「なぜ、下着のマチ部分を、ボトムスの上から見ることができるのだろう?」 「マチ部分には確かに凹凸ができるだろうけど、それほど大きくなさそうな凹凸を、なんで視認することができるのだろう?」 そこで、目の前のヒップを観察しながら階段を登りつつ考えた。

 下着のマチ部分は、他の部分に比べて約2ミリメートルくらい厚い。 つまり、女性の丸いお尻が下着をはくと、丸い曲面上に「下着のマチ」という高さ約2ミリメートル程度の山脈ができる。

 そんな山を持つ曲面面を、さらにストレッチ素材のボトムスが覆うとき、収縮しようとするストレッチ素材の生地を支配する方程式は、ポテンシャル曲面は可能な限り「滑らか」になるというラプラス方程式である。 つまり、下着のマチ部分を覆うストレッチ素材のボトムスがどう見えるかを考えるときには、ラプラス方程式の解を求めればよい。

 自然界の多くの現象がラプラス方程式を使って解くことができるように、下着のマチ厚みが作るボトムス表面形状を、ラプラス方程式で求めることにしよう。…そのために、まずは、下着のマチ部分あたりの女性のヒップを、直径8センチメートルの球面形状だとしてみる。 すると、ラプラス方程式の解を概算すると、下着のマチ部分のストレッチ素材のボトムスは、ざっくり「高さ2ミリメートルで、両側になだらかな斜面が約9ミリメートルほどつづく山(凸形状)」ができることになる。

 すると、次の疑問がさらに湧く。
「高さ2ミリメートルで、両側になだらかな斜面が約9ミリメートルほどつづく山(凸形状)」を人は視認することができるものだろうか?

 約1メートル離れて、視線方向への2ミリの凹凸となると、両眼視差で形状を捉えるようなスケールではない。 となると、そのオフホワイト単色のボトムスに浮かぶ凹凸を識別する手掛かりは、陰影情報だけだろう。

 物体に照明があたるとき、その表面の陰影はコサイン(照明角度)で表される。 ということは、高さ2ミリメートルの下着マチ山脈の陰影は、「両側に約9ミリメートル続くなだらかな斜面」の角度(斜度)を計算し、そのコサインを評価してやれば良いことになる。 ちなみに、下着マチ山脈の斜度を計算してみると、約13度だ。 照明が約45度方向から照らすなら、下着マチ山脈の片側斜面は(他の部分より)約8パーセント明るく、もう片側の斜面はその逆に約8パーセント暗いということになる。

 人の視覚が濃淡模様を識別する特性を考えると、約1メートル離れた9ミリメートルピッチつまり角度約1度の濃淡模様は、数十分の1程度でも識別することができる。 つまり、下着マチ部分の濃淡は、その高さがわずか2ミリメートルだとしても、明瞭に視認されることになる。 もちろん、いわゆる視力的にも角度約1度は約0.02に相当するから、全くもって問題は無い。 結局のところ、「下着のマチ部分の凹凸はわずかでも、その陰影は視認するのに十分な濃淡になる」ということになる。

 と、考えがさらにここまで漂流してきた瞬間、駅の階段を踏み損なって転びかけた。足の先を強く打ち痛い思いはしたけれど、幸い何ともなかった。 階段を昇る目の前の女性のヒップに浮かぶ「ムフ♡!」を眺めつつ、考えごとをすることは、有意義と言うよりは少し危険なことなのかもしれない。

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