hirax.net::Keywords::「JR」のブログ



2006-04-09[n年前へ]

「春の海」と「春の京都」 

 京都駅で、JR東海・京都キャンペーンポスター10年分を一冊の本にした「そうだ 京都、行こう。」を買う。「『そうだ 京都、行こう。』のこの10年は、20世紀から21世紀への移行の時と重なっています。…嘆いたり、憤慨したり、笑いたかったり、力づけてもらいたかったり、といろいろな人の思いがありました」といった一節を新幹線の中で眺め、その後、春の海を眺める。

「がんばれ」「元気出せ」なんていうよりも……いま、励ましを必要とする人がいたら私なら、ここに連れてきてあげたい、と思います。

  太田恵美 '00

春の海春の海春の海春の海春の海






2006-09-29[n年前へ]

「今すぐ」って言ったら「今すぐ」なのに…!? 

平林 純@「hirax.net」の科学と技術と男と女/Tech総研:「今すぐ」って言ったら「今すぐ」なのに…!? Tech総研ブログ 平林 純@「hirax.net」の科学と技術と男と女「今すぐ」って言ったら「今すぐ」なのに…!? 〜 JRの券売機のインターフェース 〜 を書きました。それにしても…やっぱり(これからどんなものが生まれるのだろう?と考えると)「ワクワク楽しい気持ち」になりますね。

"ユーザー・インターフェースの神様(Japanese)"増井俊之さんにちなんで、今日は「ユーザー・インターフェースに関する愚痴」を書いてみることにします。

2006-10-08[n年前へ]

状態を伝えるアナウンスは「対応を選べる」タイミングで 

平林 純@「hirax.net」の科学と技術と男と女/Tech総研:状態を伝えるアナウンスは「対応を選べる」タイミングで Tech総研ブログ 平林 純@「hirax.net」の科学と技術と男と女 に『状態を伝えるアナウンスは「対応を選べる」タイミングで』を書きました。
 JRを使って移動する機会が多いので、JRが提供するものに対して「こうだったらいいなぁ」と思うこともたまにあるんですよね。とはいえ、そんなことは「たまに」ですから、実は結構満足しているのかもしれません。

「アナウンスされた情報を有効活用すること」ができなくなってしまっています。活用しえない情報では、すでに「情報」でない印象さえ持ったのです。

2008-02-29[n年前へ]

なんで関西弁の「松本くん」だけが特別なんだろう? 

 京都で過ごしていた頃、時折不思議に感じたのが「なんで松本くんだけが特別なんだろう?」ということだった。中本くんも、川本くんも、どんな「×本くん」もみんなアクセントはフラットであるか、あるいは、前の「中」や「川」にアクセントがついているように聞こえた。どの「×本くん」も、FlatかFalling なイントネーションであるように感じた。つまり、中川や「中」や「川」が強く、あるいはその音だけが高く、その後に続く「本」はそこにただ添えられるだけの音のように聞こえたように思う。

「松本くん、途中まで乗っけていくわ」
      ウルフル・ケイスケ

 けれど、なぜだか「松本くん」だけは違うように聞こえ、それがいつも不思議だった。関西弁の「松本くん」の「本(もと)」はとても強く・大きく、「松」という音の方はむしろ聞こえないくらい小さな音として耳元を通り過ぎるように聞こえた。「松本くん」をネイティブ風に言いたかったら「もとくん」と言った方がそれらしい、というくらいである。本当に、関西弁の「松本くん」だけが、特別なアクセントを持つ名前に聞こえたのだった。

 『松本くんの曲もういいわ』って俺を捨てない限りは、俺はウルフルズで好きなことを最大限にやりたい。
   トータス松本

 さらに、色々聞いてみたわかったことが「松本くん」と「松本さん」のイントネーション・アクセントが違う、ということだった。「松本くん」のアクセントは「本」にあるけれど、「松本さん」のアクセントはフラットで、あえていうならアクセントは「さん」にある。(他の地域でもきっとあることのように)関西弁では、呼び手と呼ばれ手の関係で「くん」や「さん」という敬称が変わり、そしてそれだけでなく、名前自体のアクセント・イントネーションすら変わる。そんなルールが関西弁にはある。敬称だけでなく名前のアクセントすら変わる感覚が、確かにある。

 そんな耳に染み付くアクセントやルール、そんなものを思い浮かべながら色んな言葉を聞くと良い、と思う。

「(ジョン・B・チョッパーからもサンコンJrからも)
 僕は松本くんなんですよ」
   トータス松本

2008-03-22[n年前へ]

JRチケットの磁気データを眺めてみる 

 ICカード化されているSUICAなどと違って、通常のJR切符などは、裏面の磁気データで管理されている。右に貼り付けたのは、JRの切符ではなくて領収書だけれど、基本的には通常のJR切符も、同じサイズであるし、同じような仕組みになっていると思う。

 このJRが発行したチケットの裏面に書き込まれている磁気データを、磁気微粒子粉末で可視化して、2次元画像に変換してみたものが下に貼り付けた画像である。上下4行づつ、計8行の磁気データが書き込まれていることがわかる。この磁気データを眺めた時、興味深く・面白いことは、チケットの中心を軸にして、線対称に上4列と下4列に対して同じデータが書き込まれているように見えることである。


 逆に言えば、磁気データは本来4列ですむのに、それを上下部分に同じように書き込まれているように見えるのである。これは、「磁気読み取りヘッド数を減らしつつカードリーダにチケットをどの向き(もちろん長短辺は一致している必要があるが)で挿入しても大丈夫なようにするために、そのような設計になっている」のだろうか。それとも、そんな単純な理由ではなくて、もっと複雑な理由によるものだろうか。

 日常生活を支えているシステムはたくさんあるけれど、それらが動いている仕組みがちゃんとわかるものは、ほとんどないように思える。そういったシステムの裏側をミステリの謎解きのように想像してみるのも、結構楽しい。

JRチケット表面JRチケット裏面磁気データ








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