2007-07-20[n年前へ]
■ラプラス方程式とドンキホーテ
from n年前へ.
ラプラス方程式を差分化して、エクセルで静電界計算をしているところ。これは、2007年の昨日にも、同じ品川で見た景色。
ドンキホーテは、自分が何を行っているか、知っていたのだ。知っていながら、人を楽しませていたのである。
善人の数だけ悪人が必要なように、謙虚な人の数だけ思い上がった人が必要なのだ。
奴隷の数だけ主人が必要になるように、賢い人の数だけ馬鹿が必要なのだろうか。何だかカネゴンは生きることを許してもらったような心持ち
ネット上のニュースを流し読みしがちな自分を反省しつつ、図書館へ行き「ドンキホーテ」を手に取ってみる。けれど、その本のあまりの厚さに衝撃を受けパラパラと流し読みして本棚に戻す。
ハムレットは日記を書くだろう。ドンキホーテは日記を書かない。
枝に言葉を書き込みます。あなたの言葉を枝葉にして樹が育ってゆきます。参加者が増えると葉がどんどん増え、「 エコトノハ 」の樹は大きな言葉の樹に育っていきます。 そして、「 エコトノハ 」プロジェクトで育った樹木は、書き込まれた葉100枚(100クリック)を、植林1本分として換算し、オーストラリアカンガルー島での植林計画にプラスされていきます。
2008-01-02[n年前へ]
■モネの絵に見る反射の科学
『「海面に写る太陽」の不思議 -初日の出と足元に広がるミステリー-』について考えていた頃、モネの「霧の中の太陽」といった絵を眺めて、その写実性に改めて感心させられた。風や潮が水面に波を作り、その波面の傾き分布や屈折・反射の比率を反映して、水面に道のような太陽の反射像ができる。「霧の中の太陽」や「印象・日の出」といったモネの絵には、そんな光が理科の教科書より忠実に描かれている印象さえ受ける
そしてまた、ゴッホの 「ローヌ川の星月夜」を眺めれば、太陽でなく、星空と街の灯りが作る光の道を見ることができる。ここに描かれているのも、水面の法線分布もフレネル反射率の角度依存も、すべて織り込まれた美しい世界だ。
美術館に行くとき、科学館にいくとき、あるいは、街中を歩いているとき、つまり見るものすべては、1ミクロンほどの隙間もなく相互にハイパーリンクされあっているのだろう。目の前の世界を眺め、眺めたところをクリックした途端に別世界へ飛んでいきそうで、少し躊躇して少し心躍る。
2008-04-05[n年前へ]
■「PowerPoint」から「他アプリケーション」を立ち上げる時のTips
WindowsでPowrePointで動画を使ったプレゼンテーションを行う時に問題になることは結構あるように思います。「動画のエンコーダ(展開プログラム)」「外部・内部ディスプレイ(もしくはプライマリ or セカンダリ以降のディスプレイ)の機能の違いやソフトウエア制限」「複数の動画再生をしたい」「(外部アプリケーションを使って)動画を再生した場合にPowerPointへの画面復帰が不自然になったりする」という辺りで、よく困ることがあります。
「動画のエンコーダ」や「複数の動画の再生を簡単にしたい」という場合に便利なのが、次のようなMS-DOSのバッチファイルを書き、さらにそのバッチファイルのショートカットを作ることで、PowerPointのオブジェクト(たとえば画像など)をクリックし、バッチファイル(へのショートカット)を呼び出す、というテクニックです。
start "" "C:\Program Files\QuickTime\QuickTimePlayer.exe" "C:\s1.avi"上のようなバッチファイル(へのショートカット)を使えば、QuickTimePlayerをPowerPointから複数立ち上げて、複数のAVIファイルを同時に並べて再生することができます。
start "" "C:\Program Files\QuickTime\QuickTimePlayer.exe" "C:\s2.avi"
バッチファイルを直接呼び出すのではなく、ショートカットを作り呼ぶようにするのは、コマンドプロンプトを表示させないようにするためです。右に示すダイアログ画面のように、バッチファイルの「ショートカットの実行時のプロパティ」を「最小化」にしておけば、QuickTimePlayer.exeを立ち上げるコマンドプロンプト(のような余計なもの)を聴衆に見せずにすみます。
というわけで、これは「バッチファイルのショートカットを(プロパティを設定した上で)使う」というPowerPointから他アプリを使う時のTipsです。もちろん、PowerPointから他アプリを使う時でなくとも、複数のアプリケーションや動画などを一瞬で同時に立ち上げるときにも便利かもしれません。