2008-04-13[n年前へ]
■「スポーツ」と「ユニフォームの色」
- アメリカン・フットボールのNFLでは、ホーム・ユニフォーム・カラーに青を使っているチームが圧倒的に多く(13チーム)、2番目に多い赤(6チーム)の2倍以上である。
- 2000-2008年のスーパー・ボールに出場した13チームのうち8チームがホーム・ユニフォーム・カラーとして青を使い、2000-2008年のスーパー・ボール勝利チームは6回が青ホーム・ユニフォーム・カラーのチームである。
- 2000-2008年のスーパー・ボールにうち、赤ホーム・ユニフォーム・カラーのチームが勝ったのは、2003年のタンパベイ・バッカニアーズだけである。
- 柔道では白より青の柔道着の勝率が高いという説があるが、白と青の勝率の差は見られなかった。
- 青と赤に分かれ対戦するレスリングやボクシングでは、赤有利という説がある。
2008-05-04[n年前へ]
■”ファール”は”フェアー”で”フェアー”は”ファール”
(シェークスピア「マクベス」の”きれいは汚い、汚いはきれい”="Fair is foule, and foul is failr"を指して)fiarとfoulということであれば、これは野球用語ではないか。そして、野球が成り立つためには、fairとfoulは、もちろん画然と区別されていなければならない。「Fair is foule, and foul is failr.」といった両義的なルールでは、そもそもゲームは成り立たないのだ。
……現実の人間の生活世界とは異なってスポーツでは、両義的ないし重層的ではない、ごく限られた単純明快なルールが設定されていて、その約束事の下で選手たちが熱いドラマを繰り広げる。
中村達也 "きれいは汚い、汚いはきれい"
2008-05-08[n年前へ]
■「巨大なぷちぷち」の達成感
ビニールの緩衝材をプチプチ潰し音を立てる「ぷちぷち」好きな人は多い。目の前に緩衝材があれば、無意識のうちにつまんで「パチッ」と心地良く響く破裂音に耳を澄ます人はたくさんいるだろう、と思う。
「ぷちぷち」には、やたらに巨大なものもある。 大きな空気の玉を掴んで、力いっぱい潰してみると、やっぱり「パチッ」という音がする。心地良い音が「響く」というよりは、バチッっと力強い音が「響き渡る」という風だ。
普通のぷちぷちが無意識的な暇つぶし感覚なら、この巨大なぷちぷちの場合は、意識的にやるスポーツのような感覚だ。バチッと三回くらい音を響き渡らせれば、それで「十分やった」というような達成感が得られる。「巨大なぷちぷち」には、普通のぷちぷちとはまた違う魅力がある。
2008-05-31[n年前へ]
2008-06-07[n年前へ]
■「あだち充のH2」と「夏の始まり」
あだち充のマンガは読んでいた、けれど、「みゅき」や「タッチ」、もしかしたら「ラフ」くらいを最後に久しく読んでいない、という人もいると思う。R35世代、35-45歳くらいの人たちであれば、きっとそんな人が少なからずいると思う。
「たいていのスポーツは、勝った試合より負けた試合から多くを学ぶもんだろ」
あだち充 「H2 」
そんな人は、特に男性は、あだち充の「H2」を読むといいと思う。「何をいまさら当たり前のことを」と言われそうだが、「H2」は(今の時点での)あだち充の最高傑作だ。特に、コマに描かれる事柄から少し離れ、このマンガに描かれている人々を読み眺めてみると、本当にいい。このマンガに出てくる登場人物は、全員が何らかの敗者で、だからこそ輝いている人物ばかりだ。あだち充は「タッチ」までというR35世代の男性は、ちょっと読んでみるといい、と思う。
「俺たちもう終わっちゃったのかなぁ?」
「まだ始まってもねぇよ」
北野武 「キッズ・リターン」
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