2009-05-13[n年前へ]
■Simulink(MathWorks)のVirtual Reality Toolboxが大幅にバージョンアップ
"The MathWorks Makes Simulation a 3-D Virtual Reality"より。「Simulink(MathWorks)のVirtual Reality Toolboxが大幅にバージョンアップしたSimulink 3D Animation 5.0 では、Simulinkでリアルな描画の立体モデルを動かすシミュレーション・モデル作成ができるようになる」
The software, an upgraded version of a product formerly known as Virtual Reality Toolbox, provides an interface between the MATLAB environment and Simulink multidomain simulation platform and virtual reality graphics. As a result, engineers and scientists can dynamically simulate their mechanical products and control systems in a 3-D virtual reality environment, giving them a more realistic view of their offering.
2009-08-30[n年前へ]
■NI/SolidWorksのメカトロ・バーチャル・プロトタイピング・ツール
「日本NI、SolidWorksと共同開発のメカトロニクスの バーチャルプロトタイピング・ツールを発売」
NI LabVIEWは、設計の段階で機械的なサブシステムと電気的なサブシステムの相互作用をシミュレーションでき、LabVIEW 2009 NI SoftMotionモジュールプレミアムはセンサーからのフィードバックに基づく高度なモーション制御を扱う関数を備えている。
2009-10-13[n年前へ]
■単位は「取る」か「来る」か?
堀井憲一郎「若者殺しの時代 (講談社現代新書) 」から。
単位を取る。僕たちはそう言っていた。1979年に30単位取ったときも、1980年に16単位しか取れなかったときも、僕はそう言っていた。
最近の学生は「取る」とは言わない「来る」と言う。
いつのまにか「単位」は「来る」ものになっていたのだ。いつからそうなったのか。歴代のアルバイトにさかのぼって、聞いてみた。1997年からだった。
世界は自分の思いで動いてくれない。だから自分のまわりの世界を、ちょっと非現実的にとらえていたほうが、自分を守りやすいバーチャルが楽なのだ。
だから努力してがんばっても、単位は「来る」のである。
2011-03-05[n年前へ]
■3Dバーチャルマネキンが立つ風景
展示ブースに3Dのコンピュータグラフィクスで映し出されたバーチャルマネキンがいて、まるでマジックのような素早さで「ブラジャーの生着替え」するさまに思わず見とれてしまいました。このマネキンの横にはスーツ姿のマネキンやトゥームレイダース姿のマネキン(右後ろには、何と坂本龍馬までいます…)がいて、どの3D CGマネキンにもなぜか目を惹かれてしまいます。
犬が犬に惹かれるように、街中を散歩する犬たちが互いを遠くからも見つけ出すように、やはり人も人に惹かれるものなのでしょうか。人の形をして人と同じように動くものが視界に入った瞬間は、誰しもその方向を意識してしまうのではないでしょうか。
道路を歩いているとき、工事をしていて片側一車線になっているような箇所には信号があったりしますし、時には、人が立って旗を振っていたりもします。
何年かの未来には、道路の工事現場には、3Dのコンピュータグラフィクスで描かれたバーチャルマネキンが立っていたりするのでしょうか。
「雨ニモ負ケズ、風ニモ負ケズ…」と書いたのは、宮澤賢治です。未来の街に立つバーチャルマネキンを想像すると、なぜかそんな一節を思い出してしまいます。
雨ニモ負ケズ、風ニモ負ケズ 雪ニモ、夏ノ暑サニモ負ケヌ 丈夫ナ体ヲ持チ 欲ハナク、決シテ怒ラズ イツモ静カニ笑ッテイル
この言葉の最後に、宮澤賢治は「ソウイウモノニ、私ハナリタイ」と書きました。バーチャルマネキンはそういう存在になることができそうに思えますが、人は果たして「そういうもの」になることができるものなのでしょうか。
そういうものになれない存在こそが人間で、そういうものに憧れるものこそが人間であるにも思われます。