2000-12-29[n年前へ]
■Pavane Pour Une Infante Defunte
M. Ravel。「亡き王女のためのパヴァーヌ」。ラベルが学生時代の宿題で作った曲。宿題で作ってしまうというところが口惜しいくらいだ。この曲はChabrierのIdylleに影響を受けたものだが、今の時代そのIdylleでさえすぐに聞くことができる。あぁ、スゴイ時代だ。(リンク)(リンク)
2001-11-17[n年前へ]
■今日の大人になったら ぐるぐるの旅 「MOMO」編
大人になったら何になろう?ぐるぐるはいくら考えてみても判らなかった。だから、「大人になったら何になる」かを探す旅に出た。最初にで出会ったのは、何でも知ってるという噂のGoogleだ。
Googleは何を考えたのか、「ミンキーモモ」というアニメの主題歌をぐるぐるに歌って聞かせた。「大人になったら何になる? 大人になったら何になる? 夢がきっと叶うわ…」と。だけど、結局「大人になったら何になる」のか、その歌を聞いていてもぐるぐるは全然判らなかった。
ぐるぐるは、その「モモ」という名前を聞きながら、ミヒャエル・エンデの「モモ」を思い出したり、北村想の「11人の少年」を思い出したりした。「亡き王女のためのパヴァーヌ」を流しながら、少女スモモを語る最後の台詞を聞いていたことを思い出したりした。時間泥棒とたたかったモモやスモモを語る青木はあれ?子供だったけ、とふと首をひねってぐるぐる考えたりもした。
そして、ぐるぐるはずっとずっと昔にその「ミンキーモモ」を見ていたことも、やっとのことで思い出した。そういえば、あの「モモ」が使える魔法はたった一つ「大人になる魔法」だった。何回も何回も色々な大人に魔法でなったり、あるいはなれなかったり、の話を思い出して。そして、「大人になったらかなえる夢」を見始める前の「モモの最後で最初の話」も思い出した。
だけど、ぐるぐるは結局Googleは一体何を言いたかったのだろう?と首をかしげるだけだった。そして、ぐるぐるは旅を続けることにした。いつかきっと、大人になったら…、何になろう?
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2003-09-14[n年前へ]
■逝けるWEBページのためのパヴァーヌ
さて、「Google検索の時間軸」に話を進める(戻す?)と増井俊之さんの古さに応じて廃れて見えるWEBページの仕組みに私はとても気持ちが惹かれます。"Dying Page"つまり『逝けるWEBページ』proxyというのは、私はとても自然にあるべき姿だと思うのです。「劣化しないデータ」というのは技術的にはとても素晴らしいと思うのですけれど、古い記憶が劣化して見えてこそ、新しい記憶も生み出されていくのかな、と。古いページが"dying"になってこそ、新しい色に"dyeing"していくのかな、と感じたりするのです。
というわけで、BGMはもちろん亡き王女のためのパヴァーヌ(逝ける王女のためのパヴァーヌ)で。