2009-02-06[n年前へ]
■各種ソルバの計算結果をPowerPoint上でポスト処理・表示することができるTSV-PersonalViewer
Nastran, Marc, ABAQUS, I-DEAS, ANSYS, LS-Dyna, ADVENTURECluster, Dytran といった各種ソルバの計算結果をPowerPoint上でポスト処理・表示することができる、株式会社テクノスターのTSV-PersonalViewer
TSV-Personal Viewerは、TSV-POSTを基にしたCAEの簡易Postです。Viewingに特化しているので、大きなモデルもサクサク動かせます。
2009-03-13[n年前へ]
■Keynoteで手書き風プレゼン
プレゼンテーションソフトウェアのApple Keynote (iWork '09) は、とても奇麗なプレゼンスライドを作成することができて、それを非常に華麗に見せることができる。実に便利なソフトである。
しかし、もっと気楽に落書きのようにプレゼン資料を作り、さらには、そのまま力が抜けたプレゼンをしたくなることもある、かもしれない。しかし、そんな時、keynoteは非常に不便なソフトに変身する。手書きで書こうとすると、マウスやタブレットでせっせとベジェ曲線を描かなければならなくなってしまう。トレイサー・デザイナーでもなければ、ベジェ曲線を気楽に・自由自在に描くことはできないだろう。
しょうがないから、そんな時は他ソフトウェアでイラストや文字を描き、作ったパーツを最後にKeynoteに貼付けることになる。たとえば、下の画像のKeynoteスライドのように、である。
Keynoteで、気楽・手軽に手書き風プレゼン資料を作るには、一体どのようにすれば良いのだろうか。…やはり、Keynoteではそんなキタナイ資料を作ってはいけないのだろうか。
2009-03-15[n年前へ]
■「論理的にプレゼンする技術」
「論理的にプレゼンする技術 」という本を書きました。(下に張り付けた動画のように)全ページカラーで、マンガによる解説、画面操作を説明したイラスト・PC画面を豊富に使い、「説明する」ということをかりやすく「説明しよう」と最大限の努力をした新書になります。今週には、本屋の店頭に並んでいると思います。本屋さんの棚の中で見かけたりしたなら、手にとって眺めて頂ければ、とてもうれしく思います。
本書は、これまでに書いたことがある内容を、(色々ご指摘頂いた)直すべき点を直し、また、プレゼンテーション資料を数多く眺める経験中で気付いたことを書きました。また、本当にマンガ・イラスト・図での、具体的な説明をとても多くしたのが大きな特徴だと思っています。
「プレゼンテーション資料を数多く眺めた中で気付かされたこと」というのは、わかりにくい”プレゼン資料"のパターンというものがあって、とても多い人たちがそのパターンに陥ってしまう、ということでした。そんなパターンはいくつもあるのですが、その一つはたとえば…ということを書いてみたのが本書になります。
2009-03-16[n年前へ]
■「ささやかだけれど、役に立つこと」
他の人たちが作ったプレゼンテーション資料を少なくとも1000ファイルくらい、眺め・読んで・そして、修正点を書き入れたりするとわかることがあります。不思議なくらい、「わかりやすい資料」「わかりにくい資料」の2つに分かれてしまうことに気付かされるのです。「わかりやすい資料」を作る人たち、「わかりにくい資料」を作る人たち、それは不思議なくらい明らかに見分けがついてしまうのです。
「わかりやすい資料」はどれも同じような方法でわかりやすさが生み出されていて、「わかりにくい資料」はどれも同じパターンにより「わかりにくさ」が醸し出されている、のです。少し不思議に感じてしまうくらい、「わかりやすい資料を作る人」「わかりにくい資料を作る人」の間には大きな差があって、けれど、それは、「わかりやすさを作り出すパターン」「わかりにくさを醸し出すパターン」に沿っているか、そんなことを考えているか・実践しているか、だけの差なのです。
「論理的にプレゼンする技術 」を書いた75%の理由は(残りの25%は、以前書いたように直すべき点を直したかったということです)、そんな風に体感・実感しメモした事柄を伝えておきたかった、というところにあります。一例だけ挙げれば、半分以上の人が、「行頭記号のある箇条書きをセンタリングする」のです。これは、とても「わかりにくさ」を作る原因のひとつです。けれど、実に90%近くの方々がそういった資料を(特に時間がないときに)作るのです。そういった資料のわかりにくさは、実際に眺めるか、本書を手にとってイラストで眺めてみれば、わかるだろうと思います。
「ささやかだけれど、役に立つこと」を本書が提供できれば、何より幸いに思います。
2009-03-22[n年前へ]
■デジタルがアナログに追いつく日
こう言うと「冗談」だと思われることも多いのですが、私はコンピュータを扱うのが本当に苦手です。何か資料を作るときは、ハサミと糊でマニュアリー(手作業)でコピー・ペーストをしながら、仕上げることが多いくらいです。
先日書いた「論理的にプレゼンする技術 」の特長はとてもイラストが使われていることです。そのイラスト・イメージは、駅中の喫茶店で、いつも持ち歩いている小さなホワイトボードに絵を描きながら「イメージ」を編集者に伝えました。「こういうことを伝えたい」という絵をホワイトボードに描き、そして、それをケータイで撮影して記録していくのです。
そんな携帯用ホワイトボードに描いた、ラクガキの例が下の画像です(あるいは、さらにその下に小さく張り付けたような「まとめ」用イラスト例になります)。本書のページを本屋で手にとって、一枚一枚めくってみれば、こんな稚拙なラクガキを元に綺麗に・わかりやすく描き直されたイラストを、必ずどこかに見つけることができるはずです。
ところで、手書きで「言いたいこと」を描くよりも、コンピュータを使って資料を作る方がずっと時間がかかるように思います。しかも、プレゼンテーション・ソフトウェアで図を作ったりした日には、「考えていること・言いたいこと」がメリハリがつかなくなり、わかりにくい資料になってしまうことが多いようにすら思うのです。不思議なような気もしますが、そう私は感じています。
デジタルがアナログに追いつく日は、まだまだ来ないのではないでしょうか。それは、単に「私が追い付いていない」だけなのかもしれません。けれど、やはり、デジタルがアナログに追いつく日は、まだまだ来ないのではないか、と思うのです。