2008-03-30[n年前へ]
■素肌に近い質感を再現する「フロスティピグメント」
「ファンデーションの色素を透明コーティングする事で
素肌に近い光の反射を実現。肌の色ムラや毛穴を自然に目立たなくしながら素肌そのもののようなナチュラルな質感を再現」という「フロスティピグメント」
■資生堂の主要製品・技術PR
「資生堂の主要製品・技術PR」
は、「紫外線防御剤(酸化亜鉛)の粒子(30nm)を肌のうえで広がりやすい、柔らかい花びら状の結晶の微粒子にすることで、塗布面がなめらかになり、可視光線を反射させない、すなわち、白浮きしない工夫がなされている」「紫外線防御剤(酸化亜鉛)の粒子(30nm)を肌のうえで広がりやすい、柔らかい花びら状の結晶の微粒子にすることで、塗布面がなめらかになり、可視光線を反射させない、すなわち、白浮きしない工夫がなされている」「ナノオーダーの球状PMMA(ポリメチルメタクリレート)粉末を均一にマイカに被覆した複合粉末。微細な球状粉末が光を効果的に散乱し、肌のきめや小じわ等の凹凸を目立たなくす」「基板粉体の表面に無機化合物をナノレベルでコントロールすることによって被覆・結晶成長させる形態制御被覆技術(特許出願済み)を活用。本品は、パール剤の表面に硫酸バリウムを小球状に被覆。これにより、光を効果的に拡散し顔にコントラストを与え、立体感のある顔立ちを演出」など興味深い。2008-03-31[n年前へ]
■資生堂「角質チェックテープ」で肌状態を見てみよう
資生堂が「角質チェックテープつき!」という”あなたのお肌の状態チェックしてみませんか?”と謳いCHECKと名付けたリーフレットを配布している。このリーフレットには透明なテープが添付されている。粘着剤が付いた透明テープを頬につけて剥がし、黒い面に貼り付けて観察することで、顔の皮膚の角質の状態を診断することができる、というものだ。
試しに、自分の頬に角質チェックテープを貼り付けて、比較用の画像と比べてみると「角質が薄く均一にそろって、肌の生まれ変わりがスムーズな状態」と「角質が厚く重なっている状態(重層化)」の中間状態、に見える。もちろん、だからといって洗顔料に気を使おうとまでは思わないけれども、こういった宣伝パンフレットは面白く感じる。
興味を惹かれ、深く楽しめるだけでなく、やはり嘘でも本当でも納得・実感してしまう。もしも、肌に気を使いたくなる女性であれば、このリーフレットの「角質チェックテープ」を使ってお肌チェックをした日には、「あなたにお勧めの”肌に優しい洗顔料”」というモノを買ってしまいそうだ。
2008-04-20[n年前へ]
■化粧品の科学
尾澤達也「化粧品の科学」から、「皮膚の老化」と「落ちない口紅のメカニズム」メモ。
「落ちない口紅のメカニズム」は、シリコーンオイル系の揮発性ライトオイルと(色材の凝集を防ぐための超微粒子シリカ粒子の)スパーミクロン粒子と(色材を包み光沢を与えつつ、口紅に密着させるための)クリアポリマーを使ったパーフェクトルージュの例。
- 口紅を唇につける
- ライトオイルが揮発
- 口紅成分中のオイルとワックスが色材に吸着
- スーパーミクロン粒子とクリアポリマーが色材をコーティングしカプセル化する
- コーティングカプセルが唇上に密着し、他のものには色が移らなくなる