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2008-04-20[n年前へ]
■油絵新技法@昭和五年九月
日本の油絵も、ようやくパリのそれと多くの距離を有(も)たぬようにまで達しつつある事は素晴らしき進歩であると思う。だがしかし、新らしき芸術の颱風(たいふう)は常に巴里(パリ)に発生している。まだ日本は発祥の地ではあり得ない事は遺憾であるが、それはまだ新らしき日本が絵画芸術のみならずあらゆる文化が今急速に新らしく組み立てられつつ動いて行く工事場の混乱を示している最中である。今あらゆる新らしきものを速かに吸収消化する能力こそ、若き日本人の生命であるともいえる。だが新らしき日本へ新らしき花を発祥させるには根のない木を植えてはいけない。一本の松は地下にどれだけ驚くべき根を拡げているかを調べてみるがいい。芸術はカフェーの店頭を飾るべき紙製の桜であってはならない。しかしややもすると、新日本文化は紙の桜となりがちである。それが最も気にかかる事だ。
■NEC「LaVie G タイプL 木村敏子・野口アヤ・森本千絵デザインモデル」
NEC「LaVie G タイプL 木村敏子デザインモデル」「野口アヤ(cookie fortune)、森本千絵(goen)コラボのLaVie G」
■化粧品の科学
尾澤達也「化粧品の科学」から、「皮膚の老化」と「落ちない口紅のメカニズム」メモ。
「落ちない口紅のメカニズム」は、シリコーンオイル系の揮発性ライトオイルと(色材の凝集を防ぐための超微粒子シリカ粒子の)スパーミクロン粒子と(色材を包み光沢を与えつつ、口紅に密着させるための)クリアポリマーを使ったパーフェクトルージュの例。
- 口紅を唇につける
- ライトオイルが揮発
- 口紅成分中のオイルとワックスが色材に吸着
- スーパーミクロン粒子とクリアポリマーが色材をコーティングしカプセル化する
- コーティングカプセルが唇上に密着し、他のものには色が移らなくなる