2009-11-19[n年前へ]
■「こころを喜ばす科学」
平林久・黒谷明美「星と生き物たちの宇宙―電波天文学/宇宙生物学の世界 (集英社新書) 」の「おわりに」から。
平林:最後のメッセージです。僕は、科学、技術と、一般の人々との遊離を憂います。一般の人々に、科学を率直にみて好きになって欲しいと思います。
産業、経済、医療等々は僕等の生活を安全で豊かなものにしてくれますが、芸術、スポーツ等がこころを楽しませてくれます。科学は応用を通じて実生活に関わり、知的追求というこころの喜びにも関わる二面を持っています。科学、芸術を愛し、ちゃんと理解する社会は、いい社会だと思います。
黒谷:多くの人に、こころを喜ばす科学を楽しんでもらいたいですね。
2010-02-05[n年前へ]
■「はるか」のアンテナ
平林久・黒谷明美「星と生き物たちの宇宙―電波天文学/宇宙生物学の世界 (集英社新書) 」から。
「はるか」の最も重要な大きなアンテナの展開はどうだったのでしょう?そもそも、アンテナはどういう仕組みで展開するようになっていたのですか?
この方式を進めたのが、当時宇宙科学研究所で「はるか」アンテナ開発主任だった三浦公亮先生です。折り紙の権威で三浦折りの発明者です。
「はるか」のアンテナは三浦折りだと勘違いされることが多いのですが、全く違う概念です。
著者の片方(私の父)は、何十年来、hiraxという名前を使い・そう呼ばれている。それが、hirax.netの"hirax"の由来である。
2012-06-07[n年前へ]
■「SETIの17年」「乳は父」
今発売中の「月刊星ナビ 2012年7月号」(および次号)に、「(父が)書いた記事”SETIの17年”が掲載されている」と父からメールが来る。…しかし、なぜにATOKは(この文章を打つために)「ちち」と打つと、「乳」を第一候補を出すのだろうか? 普通、そこは「父」に決まっているだろうに…?
「乳が記事を書く」わけはないのである。父がメールを書くことはあっても、乳がメールを書くなんて話は古今東西聞いたことがないのである。向田邦子だって、「父の詫び状」は書いても、「乳の詫び状」なんて書いてないのだ。おいおい大丈夫か?ATOK。
「ATOKは悪くない」というご意見、多数頂きました。「乳”が”記事を書く」ことはなくとも、「乳”の”記事を書く」ことが多いのではないかとのご指摘…謹んで(特にATOKさまに)お詫び申し上げます。
2013-03-31[n年前へ]
■はるかの寿命が尽きた・電源を切る瞬間
朝日新聞の読書欄「著者に会いたい〜観測がひらく不思議な宇宙 」で、乳…じゃなかった父が(父の)父について語っていました。
(電波天文衛星である)はるかの寿命が尽きた2005年11月30日は忘れられない。
「電源を切る時刻、11時28分08秒が読み上げられた瞬間、体の一部がなくなるような気がして涙が出ました。人の臨終と同じでした」
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