2005-06-11[n年前へ]
■「WILLCOM 通話無料携帯 父娘篇」
「田舎を後に、東京へ元気に上京していった娘 (MPEG)」と田舎の父親の電話を介した会話を描いた「通話無料携帯 父娘篇 60秒バージョン(WILLCOM ギャラリー)」 ほんの710KBのファイルなのだけれど、後ろで流れるピアノ曲とともに、25秒過ぎからのリフレーンが心に染み入ってくるように感じる人も多いかもしれない。
2006-01-17[n年前へ]
■ヒューザー小嶋社長の教典は梶原一騎の「巨人の星」
小嶋進 ヒューザー社長がテレビで「ぶッ倒れるにしても、前に倒れる覚悟です!」と言うシーンをテレビで放映していた。あぁ、梶原一騎は偉大なんだな、とつくづく思う。梶原一騎の世界にはまっている人がここにもいるんだな、と思う。
「ぶッ倒れるにしても、前に倒れる覚悟です!」という言葉は、「…死ぬときは、たとえどぶの中でも、前のめりに死んでいたい」という「巨人の星」の中のセリフに違いない。「巨人の星」の中で星一徹が飛馬に言う。「坂本竜馬はこういった。いつ死ぬかわからないが、いつも目的のため、坂道を登っていく。死ぬときは。たとえどぶの中でも前のめりに死んでいきたい…と」「つまり、かぎりなき目的への前進だ!たとえ、どぶの中で死んでも、なお、前向きで死んでいたいっ。…それが男だ!」…そして、星飛馬が大リーグボール3号を投げて左腕を壊すとき、やはりこのセリフを言う。「おれの青春を支配したこの坂本竜馬のことばにかけて、後退しての死よりも、前進しての死を選んだのだ」 しかし、この「坂本竜馬はこういった」というこの言葉の出典は、梶原一騎の「巨人の星」以前には遡れなかったという(堀井憲一郎『「巨人の星」に必要なことはすべて人生から学んだ。あ。逆だ。』)。「汗血千里駒」にも「竜馬がゆく」にも、…坂本竜馬を描いたどの本でもこの言葉は載っていないという。
ということは、梶原一騎がこの言葉をどこから引用した(作った)かはさておき、ヒューザー小嶋社長にとっての、「ぶッ倒れるにしても、前に倒れる覚悟です!」の原典は梶原一騎が描いた「巨人の星」なのだろう。もしかしたら、本人は「坂本竜馬」に影響を受けたと思っているかもしれないが、それは実は梶原一騎が描く「巨人の星」の中の星親子が語る「坂本竜馬」なのである。「巨人の星」の中で描かれた「坂本竜馬の言葉」がヒューザー小嶋社長の教典であるわけだ…。梶原一騎に影響を受けた「日本の男」はとても多いに違いない。
2006-01-22[n年前へ]
■キース・ヘリング描く「崩れ落ちる男"orz"」
ふと思い立って作ってみたという「キースヘリング "orz"」と、「キースヘリングが「(落ち込み度が高い)崩れ落ちる男 "orz"」を描いたらどうなるかという「キース・ヘリング描く(落ち込み度が高い)崩れ落ちる男」 from n年前へ.
2006-01-24[n年前へ]
■「あなたが一番したいこと」
from mixi の 『他者の金儲けの途中でお金をとる「鵜飼い」業種』の原型.
これから、興味があること楽しいことが、たくさん見つかるのかもしれません。そんな「たくさんのもの」の中から、自分でどれを選んでいくんでしょうね?何が、「一番のお気に入り」になるんでしょうね?
うーん、「一番のお気に入り」って何でしょう? 私は多分、ずっと、その場その場で気に入ることをするのかもしれません。そして、もしも飽きたら、新しいところに行きたがるんだろうなぁ、と思っています。 どうでしょ?
私も「ずっと、その場その場で気に入ることをする」感じかもしれません。 自分が一番気に入ることを続けた結果、一番最後に浮かび上がってくるものは(今の自分自身には)まだよくわかりません。…けれど、もしかしたら、他の人から見れば、かすかに見えていたりするのかもしれません。
「浮かび上がってくるもの」は、「他人から見た自分」のような感じがしますね。それは、もしかしたら、死ぬまで自分では見えないかもしれない。 けれど、でもその「浮かび上がってくるもの」が、どのような気持ちで描かれているかとか、どうやって描いたのかを知っているのは自分だけ。 それは、不便なような、だけど、面白いような。
数字がバラバラに書いてあって、その数字を順番になぞっていくと最後に絵ができるヤツってあるじゃない?バラバラだったりしても、途中で間違っているように思えたりしても、色々と続けていたら最後に何か浮かび上がってきたりしたらそれで良いじゃないのかな?って時々思ったりするの 種ともこ@どこかの学園祭
2006-04-27[n年前へ]
■特許と実験データ
「神戸大教授、実験データを捏造 特許出願取り下げ」「実験データ捏造、過去の論文も調査へ 神戸大が記者会見」という朝日新聞の記事を、「出願されている特許中のかなりの割合のものが実際には実験などされていないものだろうに…」と思いながら読む。
例えば、私が見たことがある中では「常温核融合を熱源に用いたプリンタ装置に関する特許申請」なんていうものもある。もちろん、そこで「実施例」として書かれている実験が実際にされているわけもない。実施系を描いた図も「想像の(だけど、現実らしく思える程度の)世界」をまさに「描いた」程度のものであることも多いと思う。その実施例の効果・性能を描いたグラフだって、ドロー・ソフトで「描いた」ものであることだって多いだろう。
この記事からは、そういった特許の世界の背景が見えない。