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2009-03-04[n年前へ]

科学を物語をとして語る人文的手法 

 「連」がテーマのGraphicationの最新号 2009 No.161 より。

 二十一世紀は、科学における人間回復の時代としなければならない。資源エネルギー問題や環境問題など、人間の存続が激しく問われる難問が山積みしていることを思えば、科学が人間に近づくことが求められているからだ。そのためには、科学を物語をとして語る人文的手法が欠かせない。分離の融合は必然的なのである。

池内了 「つながる知」-分離の融合 @ GRAPHICATION

2010-03-17[n年前へ]

「生まれ変わる自分」と「付き合う相手」と「理系と文系」 

 「理系と文系」といった分類については、多くの人が一度は考えてみることがある話だと思っていますし、あるいは、一度は考えなければいけない時期があるのかもしれないとも、思っています。さらには、そんな二択の選択肢のどちらかを、選ばなければいけないように見えるときも、あるのかもしれません。

 とはいえ、多くの人は、そういう話題・時期からは離れ・いつの間にか卒業していくものだとも、思っています。それでも、たまには、そんな話題を思い出し考えることもあります。

 「理系女子向けのコミュニティ雑誌」を手に取り読んでいると、「生まれ変わるなら、理系と文系のどちらを選ぶか?」「付き合う相手は、理系と文系のどちらが良いか?」を男性・女性/理系・文系の計4種類の人たちに聞いたアンケート結果がありました。そのアンケート結果が、とても興味深いものだったので、その記事を撮影してみました。それが、下のスナップ写真です。

 このアンケート結果を眺めたとき、そこから見えてくるのは、理系と文系という二者選択が仮にあったとするのなら、そしてそこに自分の好みというものがないのだったとするならば、文系を選んだ方が良さそうだということです。”いわゆる”理系と文系の男女比率がどのようなものであるかに寄りますが、そのような「答え」が自然に思われます。

 この話は、忘れなければ、もう少し続けようと思います。もちろん、適当に、時間をおいつつ、になるとは思いますが…。

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2010-03-18[n年前へ]

男女別「理系・文系 比率」を出してみよう 

 「「生まれ変わる自分」と「付き合う相手」と「理系と文系」」で、「生まれ変わるなら、理系と文系のどちらを選ぶか?」「付き合う相手は、理系と文系のどちらが良いか?」を男性・女性/理系・文系の計4種類の人たちに聞いたアンケート結果を眺めました。このアンケート結果を使って遊んでみようと思う時、次に欲しくなるのは、男女別の「理系・文系 比率」ではないでしょうか。男女の割合はそれぞれ48.8%と51.2%程度と聞きますから、大雑把に考えれば「ほぼ同じ」という具合でしょうか。

 ベネッセの調査結果をみると、高校における男女別の文理コース割合は、次のようになります。

  • 男性:理系:48.5%, 文系37.5%,その他 14%
  • 女性:理系:28.6%, 文系55.8%,その他 15.6%

 ここで、単純化のために、「その他」の人たちを、それぞれの理系文系の比を用いて、理系文系それぞれに振り分けてしまうと(つまり、たとえば、理系比率=理系比率+その他比率*理系比率/(理系比率+文系比率)というように)、理系・文系の比率は、次のようになります。

  • 男性:理系:56%, 文系44%
  • 女性:理系:34%, 文系66%
 感覚的にもそんなに違和感を感じない結果です。

 ためしに、もう少し違う単純化もしてみます。たとえば、理系と非理系という分け方にしてみると、次のようになります。

  • 男性:理系:49%, 非理系51%
  • 女性:理系:29%, 非理系71%

 主役を「理系」という言葉で示されるものと考えるなら、「理系」というものにあくまで焦点を当てるならば、後者の「理系とそれ以外」という分け方をしたものの方が、自然かもしれません。あるいは、強引に「理系」「文系」という2つに分けるとしたならば、前者の割合の方が適切に思えます。

 と、ここまで準備をしたところで、次の作業はまた明日以降にしてみたい、と思います。



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