2010-07-29[n年前へ]
■転がる輪ゴムの物理学
輪ゴムは転がるとき、どのような形になるのだろうか?
研究者らはこのデータを元に重力、輪ゴムが曲がるのに加わる力、遠心力、輪ゴムの持つ剛性などを考慮しこの現象を分析したという。それによると、静止時に形状が保たれているのは輪ゴム自身の剛性と重力が均衡しているからであり、速度の遅い回転時にも重力によって輪の形状が保たれるという。しかし回転速度を上げていくと重力を上回る力が複数かかり、輪の形状が崩壊するということが分かったとのことだ。
2013-12-03[n年前へ]
■「起潮力」とか「遠心力」とか…説明でハマりがちな鬼門なキーワード
「こんなにわかってきた宇宙の姿」という本を読んでいると、起潮力の説明が出てきました。しかし、説明が間違っています。文単独だけであれば、必ずしも「間違ってる」わけではありませんが、図も合わせてしまうと完全に間違ったことが書かれています。地球上の各点で、月と地球の公転による遠心力が大きく異なっているような図は、(地球の各点は月と地球の共通重心から一定方向にシフトした円運動を描くだけなので、その遠心力は地球のどの点でも同じですから)何だかおかしいような気がします。
つまりは、少なくともこの図に描かれていることだけであれば、「月の重力と遠心力の差」を計算すると「(単に)月の重力の差」となるので、わざわざ「遠心力」が登場する必要がないように思えてしまいます(この図に描かれていることだけであれば)。「起潮力」とか「遠心力」とかいったことは…説明文を書く際にハマりがちな鬼門なキーワードだなぁ、と思います。
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