hirax.net::Keywords::「非ユークリッド写真連盟」のブログ



2001-08-17[n年前へ]

フォトモ—路上写真の新展開 非ユークリッド写真連盟 

 工作舎、ISBN: 4875023197。(リンク

2010-03-06[n年前へ]

ミカンの隣にリンゴを置くと果物だが、ボールを置けば… 

 非ユークリッド写真連盟(森田信吾+糸崎公郎)「フォトモ―路上写真の新展開 」を読んでいるとセザンヌのこんな言葉に出会う。

 ミカンの隣にリンゴを置くと果物になる。しかし、ボールを置くとそれは球体になる。
 人は、類似性を見つけたがり、そして、分類をしたがる指向を持っているのかもしれない。

 人が二人並んで歩いている時、あるいは、人と何かが並んでいる時、私たちはその中にある類似性を見つけ出す本能を持っているのだろうか。

2010-03-24[n年前へ]

眺めた風景を「ジオラマ」にしたい。 

 「ジオラマ」な世界を作りたい。つねづね、そう感じてはいたのだけれど、なかなか実際に行動に移す、ジオラマな世界を作ってみる、ということはできずにいた。けれど、「東急東横線渋谷駅 オリジナルジオラマ(完成品)」を見て、そのジオラマ世界を作って・遊んでみたい気持ちが湧いてきた。

 「東急東横線渋谷駅」でも遊んでみたいけれど、15万円ナリともなると、喉から手は出るけれど、財布をどんなに力一杯降ったとしてもそんなお金は出てこない。

 そこで、「非ユークリッド写真連盟」「非人称芸術連盟」「糸崎公朗・益田隆・井原清人」…つまりは、彼らの「フォトモ」を、まずは、組み立てて遊んでみることにした。フォトモは街中で撮影した被写体を組み合わせて、ジオラマを作る。色々な風景がフォトモとして記録されているけれど(作例)、実際に印刷できるサイズの型紙をOLYMPUSのサイトからはダウンロードすることができる。これなら、カラープリンタで型紙を印刷して、ハサミとノリを使って組み立てるだけで、ジオラマの「小さいけれど広大に感じられる世界」を自分の手で作り上げることができる。

 こんなジオラマの世界をみると、実際に「自分が眺めた景色」をフォトモなどの技法を使って小さな立体の世界にしてみたくなる。街中を歩くと、目の前の景色の中に、カメラの中に残したい建物や場所がたくさん浮き上がってくる。

眺めた風景を「ジオラマ」にしたい。






2016-07-23[n年前へ]

懐かしい立体風景を平らな葉書で送ってみたい!? 

 クリエイターEXPO 2016 でマスダユタカさんのフォト・ポ(フォトポップアップ)を眺めた。15年くらい前、重ね合わせることでパノラマ世界を作り出すかのような路上写真、(マスダユタカさんらの) 非ユークリッド写真連盟による「フォトモ」がとても面白かったことを思い出しながら、ミニチュアな実写風景を平らな紙で作り出し・その立体風景を手で動かせることが心地良く感じた。

 同じペーパークラフトの引き出しに入るかもしれないけれど、山岡進さんの起こし文(おこしぶみ)はノスタルジックなのだけれど新鮮で、とても素晴らしかった。特にたくさんの懐かしい昔のお店を形作った葉書は、それらを並べ、昔の街並みを思い起こしてみたくなる。

 スマホで撮った風景写真を、平面の葉書に閉じ込めて、けれど後でインスタントラーメンみたいに簡単にホカホカ立体状態に戻すことができるツールがあったら面白いかもしれない。…今なら、目の前にある風景の色や明るさだけでなく距離を撮影することも簡単にできるから、そんなものを作ってみたくなる。

懐かしい立体風景を平らな葉書で送ってみたい!?懐かしい立体風景を平らな葉書で送ってみたい!?懐かしい立体風景を平らな葉書で送ってみたい!?








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