hirax.net::Keywords::「ペーパーレス」のブログ



2003-09-01[n年前へ]

紙 v.s. ディスプレイの読みやすさ  share on Tumblr 

 「PCで文章を読むとき、同じものを紙で読むよりも読みづらく感じます。これは何故なのか、詳しく説明している所はありますか?」というはてなの質問遠く懐かしく感じて少し書いてみたので、ここにも少し書いておく。

 富士ゼロックスの小清水氏らが「人間にとって読み易く、扱い易いドキュメント媒体の形態的特性に関する評価例」ということで報告した実験に次のようなものがあります。 同じ簡単な試験問題を「1.紙に印刷したもの」「2.CRT,液晶ディスプレイで表示したもの」で評価者達に解かせると、2の場合は解く時間は短かったが正答率は低い、一方1.の場合は解く時間は長かったが正答率が高い。つまり、人間は紙はじっくり読んで正しく認識するが、PCで使われるディスプレイに対しては読み飛ばす傾向がありさらに読み間違いも多い、ということです。

 もちろん、報告用の実験ということもあるでしょうから、かなり「都合の良い」解釈が入っているかもしれないとは推察されます。とはいえ、それにしても面白い話です。これは、ペーパーレス化を進めようとする動きが盛んになる中で、少し落ち着いて考えてみるべき話だと思います。

 「PCで使われるディスプレイに対しては読み飛ばす傾向がありさらに読み間違いも多い」可能性があるのです。

2011-06-10[n年前へ]

ペーパーレス時代の「ラブレター」  share on Tumblr 

 ペーパーレスという言葉が声高にうたわれるようになったのはずいぶん昔です。

 かつて月曜日の山手線に乗れば、週刊ジャンプを広げ読む人たちばかりだったような気がします。けれど、最近はそういう人はあまり見かけず、手に持ったケータイをみつめる人ばかり、になりました。

 ペーパーレスが謳われる時代、恋を告白するラブレターは一体どんな姿をしているのでしょうか。…そもそも、ラブレターというものが、今も生き残っているものなのでしょうか?

読んでもらえるだろうか?
手紙を書こう、あなたに。
あなたに、ラブレター。

THE BLUE HEARTS "LOVE LETTER"

 中学生の頃、恋心を伝えるラブレターを書きました。相手の手間を楽にしようと、往復はがきに「つきあってください」と書き、返送用はがき部分に「はい・いいえ」と書きました。「選択肢」に○をつけ、返送用はがきを切り取って、郵便ポストに返送用はがきを投函するだけで済むので、相手が切手や封筒や便箋を用意するといった手間をかけることもなく、それはとても便利に違いない、と考えたのです。シンプル・イズ・ベストの心です。

 ラブレターを郵便ポストに投函してから数日後、「いいえ」に○がつけられた返送用はがきが帰ってきました。それが、私が一度だけ書いたことがある(恋心を初めて告白する最初の手紙という意味での)ラブレターへの返事です。シンプル・イズ・ベスト…だったかどうかはわかりませんが、答えはとてもシンプルでした。

 今の時代、ペーパーレスという言葉を聞く時代、「好き」という心を初めて伝えるラブレターというものは、一体どんな姿をしているのだろう?と首を捻ります。ペーパーレス時代の「ラブレター」は一体どんなものなのでしょうか?

2011-07-29[n年前へ]

iPad版(電子書籍版)『論理的にプレゼンする技術』 始めました。  share on Tumblr 

 ソフトバンククリエイティブ新書『論理的にプレゼンする技術』 iPad版(電子版)の販売が開始されました。2011/07/29~2011/08/11までは、通常価格700円ナリのところ450円の「持ってけドロボー!のバナナ叩き売り」を行っています。iPadユーザの方にもしもご覧頂けたなら、著者として、少しうれしく思います。

 いつの間にか、アナログTV放送がほとんどの地域で終了し「テレビは地デジ」の時代になりました。だから、先週の「燃えないゴミ」には「(もう使えないゴミになった)TVアナログ・チューナ」をゴッソリ出しました。すべて過去の遺物になりました。 アナログレコードからCDに移行した時も、VHSビデオテープからDVDに、そしてブルーレイに移行した時も、ずっと親しんでいたはずのモノとの「別れ」は、意外なほどにアッサリとやってくるものです。

 過去の技術から未来の技術に移行するに際して、必ずしもすべての特性がより良くなるとは限りません。全体のバランスから見れば、次に来る技術の方が(過去の技術に比べてみれば)良いとはいえど、いくつかの点においては消えていく過去のモノの方が良い、ということもよくあるものです。…それでも、時代はその姿を変えていきます。

 家に配達する「新聞」というシステムは、ある購読者数の閾(しきい)値を下回った瞬間から持続し得なくなる、という話を聞いたことがあります。新聞の購読者がある程度まで減ってしまうと、各家庭まで新聞を配達システムを持続させるためのコストを補うことができなくなり、ドアのポストに新聞が届けられるというシステムは成り立たなくなる、というわけです。その変化にともなって、その技術・機器の変化に伴って、私たちの生活は変わります。

 ソフトバンククリエイティブ新書『論理的にプレゼンする技術』が電子書籍になりました。電子書籍、はじめました。



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