hirax.net::Keywords::「モーレツ科学教室」のブログ



2004-08-28[n年前へ]

越前屋俵太と「モーレツ科学教室」 

 越前屋俵太はとても好きだった。越前屋俵太が街を歩く人々や犬や猫にさえインタビューを続ける姿はとても楽しく面白かった。探偵ナイトスクープで「公園の犬」達にインタビューを続ける話などはとても面白く、そのくせ何故かほろりとしてしまうくらいだった。

世界のどこであっても、人…、できれば猫でも犬でも出会った生き物を笑わせたいです。願わくばそういう映像が全世界に配信されたいね。いま悲惨なニュースは同時発信されるけど、そういうのはないでしょ。
スーツを着て海に入り、海洋汚染の問題だとか「わたくしを含む生物がここから生まれてきたのです」と言いながら潮に流されて(画面の端に消えて)いくという状況が笑える。言っている内容はすごく真っ当なことでしょ? これをスタジオで海洋学者が言ってもおもしろくない。
 というわけで、トンチ博士(平智之)とポンチくん(越前屋俵太)が科学に体当たりし、「地球上のありとあらゆる所に科学はある」と喝破する「モーレツ科学教室」のDVDをタワーレコードから購入。

 ちなみに、先のインタビュー中の
ネットのようにたえず刺激を与えてくれるメディアが溢れていますよね。もちろん人間の英知が創り出したものだけど、情報を分析し、蓄積する力は増しても、知力は減っている気がします。もっと全然違うレベルでものを考える人が出てきて欲しいですね。お笑いでも同じ系統の人が出てくるけど、それで売れる売れないは宝くじと同じ確率でしょう。
 という言葉も面白い。

2004-09-14[n年前へ]

モーレツ科学教室「パブロフの犬」 

モーレツ科学教室 最近、越前屋俵太の「モーレツ科学教室」のDVDを出張帰りに新幹線の中で観ている。これは最高に面白い。しかも、ムチャクチャ京都ローカルなところも何だか少し懐かしい。

 ちなみに、今日はパイロット版の「パブロフの犬」 条件反射と無条件反射の実験が、なんとも、クダラなく面白い。


2007-09-14[n年前へ]

「モーレツ科学教室」と「MatLab」 

 「キーワード」を介して繋がっているものは多い。そんなものを眺めながら、「そういうものではなくて、こういうものを作りたいな」と思うイメージが、今もまだ満たされていない。

 最近、越前屋俵太の「モーレツ科学教室」のDVDを出張帰りに新幹線の中で観ている。
 京都にいた頃、時折、日本海に行った。といっても、京都は日本海に面してるのだから、県の中を「ちょっとそこまで」移動した、という程度のことに過ぎない。その途中の辺りに、越前屋俵太が住んでいるという。越前屋俵太の「モーレツ科学教室」は本当に面白い。これを小さな頃に観ていたら、きっと科学が何の根拠もなく好きになっていたに違いない。
 MathematicaのプログラムをMatlabに変換する作業とビールのテイスティングを深夜まで。
MatLabの拡張コードの勉強をする。数年わからなかったことが、今日この瞬間にわかる。いや、わかったような気になる。きっと、本当はわかってない。
 そして、数年前には簡単に理解したことを、きっと、今はもうわからなくなっている。
私のMatLabのイメージは、「綺麗な未来の計画でなくて、汚い現実の机の上」という感じだ。「趣味」でなく「仕事」という感じだ。新しさや夢はないけれど、着実に仕事をこなす。そんな、感じだ。
 MathematicaやMatlabと、Photoshopを繋ぐインターフェースがあればなぁ。
 そう思うなら、思った時に作れば良かったんだな、と思う。価値を感じるものに、時間を使ってみれば良かったのにな、と思う。だから、作らなきゃ、と思う。
 そして、数年前には簡単に理解したことを、きっと、今はもうわからなくなっている。

2008-12-30[n年前へ]

「電気コタツ」から「人間行動」まで「フィードバック」してみよう 

 寒くなってくると、「モ-レツ科学教室」の「フィードバックしてみよう」を思い出す。越前屋俵太とトンチ博士が電気コタツの中に潜り込み、コタツの中をドライヤーでさらにアッチッチにすると、サーモスタットでコタツのヒーターが止まるようすから「ネガティブ・フィードバック」を説明する。つまり、(目標とする安定状態からの)差分を消す方向に働くフィードバック制御を説明する。

 そして、次に、2人でボールを投げ合っているうちにヒートアップし、力一杯ボールを投げつけ合うさまから、「ポジティブ・フィードバック」を説明していく。もちろん、いつも屋外授業がモットーの「モ-レツ科学教室」だから、越前屋俵太は京都の町中の公園に行き、歩く人たちにボールを投げつけ「ネガティブ・フィードバック」を体感する。

 ビデオを見ているだけで、「電気コタツの動作」から「人間の行動」まで、「フィードバック」を体感したような気持ちに私までなってくる。

 一般的に、ほどよいネガティブ・フィードバックは安定な状態を作り出し、ポジティブ・フィードバックは大きな変動を生み出す。道端でする井戸端会議、ネット上のさまざまなシステム、世界全体を巻き込む経済動向といった、多種多様なものたちに働いている「フィードバック・システム」を眺め、その「設計思想」を考えてみたくなる。



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