2004-05-15[n年前へ]
■沼津港
沼津は名前の通りの小さな港町。いつか、小さな定期連絡船に乗って伊豆の先に行ってみるのも面白だろうか。
港の景色を眺めていると、水面に映る景色がとてもきれいに見える。水面で斜めに反射して映し出された景色は、偏光メガネをかけて景色を見ているのと同じなのだから、その景色は実際よりもきれいなのは当たり前だ。けれど、きっと水面に映える景色がきれいに見える理由はそれだけではないような気もする。
2007-08-28[n年前へ]
■越前屋表太と海辺の景色
夏の終わり、太陽が真上に昇る頃でも、風が涼しい。
越前屋俵太がとても好きだった。街を歩く人々やあるいは、犬や猫にインタビューを続ける姿がとても楽しく面白かった。
水に反射して写る空や草は、偏光フィルターをかけて覗く世界の様にとても鮮やかで美しい。鏡に反射して映る道や水に反射して映る世界にとても惹かれる。
スーツを着て海に入り、「わたくしを含む生物がここから生まれてきたのです」と言いながら潮に流されて(画面の端に消えて)いくという状況が笑える。
東京から長野まで歩いた。子供心に「歩き終えたら、何かになれる」ような気もしたけれど、結局そんなこともなかった。
世界のどこであっても、人…、できれば猫でも犬でも出会った生き物を笑わせたいです。
2008-01-20[n年前へ]
2008-04-02[n年前へ]
■偏光イメージングカメラ
株式会社フォトニックラティスの「偏光イメージングカメラ」動作原理は「CMOSやCCD前面に4方向の偏光子を(1画素に対し1つの偏光子を)敷き詰め、近接4画素の出力比較・演算により偏光の方向を求める」というもの。
2009-01-04[n年前へ]
■釣り用(偏光)サングラスを美術館に持って行く!?
光が物体を照らすとき、その表面(空気と物体の間)で反射する光は(反射面に平行な偏光方向である)S偏光の割合がとても高い。たとえば、太陽の光が水面を斜めに照らす時、水面で反射する光のほとんどはS偏光である。だから、日に照らされて輝く海面を目の前にした時でも、偏光サングラスをかければ、海の中を泳ぎ回る魚や海草をとても綺麗に見ることができる。
下の動画は紙面上に見える反射光を、偏光フィルタを通して眺めると、偏光フィルタの方向によっては「反射光が消えて画像が色鮮やかに見える」さまを確認してみたものだ。
たまに、ガラスに覆われた名画を目の前にしたとき、「あぁ、偏光サングラスを持ってくれば良かった」と思うことがある。絵画を覆うガラス面に写り込んだ照明を邪魔に感じるとき、邪魔な反射光を偏光フィルタで取り除きたくなる。しかし、そう思いつつも、いつもサングラスを持参することを忘れてしまう。
もしも、釣り用(偏光)サングラスをかけて美術館に行って、ガラスに包まれた名画を見たらどんな風に見えるだろうか。ガラス表面で反射する邪魔な光を消すことができるだろうか。あるいは、それとともに画家のマチエールも見えなくなってしまうのだろうか。